お金の総括:FIRE後の僕の資産運用ルールブック

2026-03-26

経済的自由・FIRE

t f B! P L

FIRE生活を経て、気づけば一つの形になっていたものがあります。それが、僕の「資産運用ルールブック」です。

サラリーマン時代の僕にとって、お金は増やすものでした。資産を最大化することが、最も合理的だと思っていたからです。

ですがFIRE後は、その前提が変わりました。

いまの僕にとって大事なのは、「人生の満足度を最大にすること」です。

お金はそのための手段となり、最大化から最適化へと役割が変わりました。

今日は、FIRE生活での試行錯誤の結果、どのような資産運用ルールブックとなったか、その骨格について綴ります。

人生観が資産の羅針盤になる

サラリーマン時代から、アセットアロケーションや資産運用はしていました。

ただ、その最上位には常に「お金を増やす」という目的がありました。

FIRE後、その軸は「後悔しない人生」へと移りました。

穏やかで豊かな日々を感じながら、興味や関心に従って世界が広がっていくこと。

いわば、平穏と冒険の両立です。

これを反映したものが資産運用ルールブックの目的の規定です。

資産運用の目的(人生観):「穏やかで豊かな日々を過ごしながら、興味や関心に従って世界が広がる」を資産(経済インフラ)によって実現する

譲れないこと(価値観):平穏と冒険の両立。お金の不安を持たずにやりたいことに臨み、それが日々の平穏さや豊かさを損なわないこと

資産運用の前提を置き直す

こうした考えのもとで、資産運用の前提も変わりました。

資産運用の前提:効率的にお金を増やしながら、安心してお金を使える状態をつくる

つまり、世間で言われる「老後資産は安全運用」とは違い、「守りながら増やす。増やしながら使える」を実現します。

相反する二つを同時に成立させることを前提にしています。

試行錯誤から見えてきた3つの構造

この4年間、仮説と検証を繰り返しながら、資産の持ち方を整えてきました。

その中で見えてきたのが、平穏と冒険、増やしながら使うを両立するための、3つの構造です。

①精神的自由の確保

どんな状況でも生活と平穏が揺らがないラインを先に定めること。

資産の毀損率(毀損した結果の残資産額を受け入れられること)をもって検証しました。過去3回、資産毀損シュミレーションをして心の平穏さへの影響を自分に問いかけました。

金融資産の暴落シュミレーションをしてみた

②出口戦略を設定

僕の出口は、65歳時点で「生活費<資産所得」となることです。

現在はその過渡期にあり、資産所得で生活費の約8割をカバーしています。

残りは「取崩し準備金」としてあらかじめ予算化しています。

この移行期間においても、「平穏と冒険」「増やすと使う」のバランスを崩さないことを重視しています

黒字化が目的となって、節約をするのは冒険を損ない、人生の楽しみや自由を奪います。

なお、その微妙なバランスを「生活の手触り」で指標設定しました。

実験(例えば、「お金を目いっぱいブレーキなく使う実験」)と、そこでの「仮説と検証」で、自分にとっての最適なライフスタイルを指標(データ)を導きました。

例えば、指標としては以下のようなものがあります。

・生活費に占めるゆとり費(生活を豊かにする支出)を50%以上にする

FIRE後の「ゆとり比率」を分析した(2024年実績)

・支出(生活水準)は段階的に上げる:FIRE後、2段階目あげ、今は現役時代の20%増

FIRE後、生活水準を段階的に上げたことで見えたこと

・生活費の取崩し額(赤字キャッシュフロー)を把握する:資産所得で生活費76%カバー率

FIRE後の生活費は資産所得で賄えるか?~僕のキャッシュフロー実例

などがあります。

③自由を確保する

僕にとってFIREは、いくつかの自由をもたらしました。

その中でも、お金と直結するのは、人間関係・場所・行動の自由です。

これらを「お金がない」という理由で、仲間との交流を制限したり、旅行や移住先の希望がかなわなかったり、やりたいことができないのは、僕にとって機会損失です。

だから僕は、「自由投資予算」を作って、いざやりたいことが必要となった段階で、「お金が気になりブレーキを踏んでしまうことなく、即時実行する」ための予算です。

機会損失を阻止して、生活の広がりや刺激を確保する狙いです。

自由投資予算で取り組んだ案件(2025年10月末時点)

この自由投資予算も、取崩し準備金も、それは資産の一部を割り当てています。

つまり、資産は、リアルなお金の収支や資産構成をみる(財務会計)と、こうしたお金の使途目的での”予算割り当て”のようにする(管理会計)、そんな資産区分を使っています。全体像としてはこの記事に記載しています。

FIRE資産設計:僕がたどり着いた「資産の三つの見方」

終わりに

こうして振り返ると、僕が作ったのは、自分の人生観や価値観、ライフスタイルを反映した「お金のルールブック」です。

そして、僕がバランスを取ろうとしていたのは、単なる「生活費と資産所得」の関係ではありません。

「平穏と冒険」、「増やすことと使うこと」。

この二つをどう両立するか。

その設計こそが、お金の役割だったのだと思います。

資産運用とは、数字を増やすことではなく、僕にとっては自分の人生観を形にするプロセスでありツールなのかもしれません。

ランキングも参加してます。参考になる部分がありましたら、ぜひポチっとしていただけると励みになります。

自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

QooQ