一般的にFIREでは、資産をどれだけ増やすか、どのように運用するかという「投資設計」から考えることが多いと思います。
つまり
資産を増やす
↓
その資産で生活する
という順序です。
しかし僕はFIRE生活を4年間続けるなかで、少し違う考え方にたどり着きました。
重要なのは「安定と冒険のバランス」です。心理的安心のため資産基盤をもちながら、新しい体験や刺激も資産設計に求めています。
理想の生活
↓
そのための資産設計
という順序です。
・心理の視点
・生活の視点
・投資の視点
今日はこの資産の3つの見方について綴ります。
心理の視点:コアとサテライト
一つ目は、資産を心理の視点で見る方法です。
僕は資産を「コア資産とサテライト資産」という構造で捉えています。
コア資産は安心の土台となる資産で、生活や将来への不安をお金が引き受けます。いわば精神的な安定の中心です。
一方サテライト資産は、その周囲を回る資産で、挑戦や体験、可能性を生み出す資産です。
イメージとしては、コアが重力源となり、サテライトが衛星のように回る構造です。
太陽系で言えばコア=太陽、サテライト=惑星の関係です。
コアが大きいほど重力は強く、サテライトはより遠くまで自由に回ることができます。
これは、「”安心があるから挑戦できる”といった心理的な映像」です。
人によっては衛星は1つかもしれませんし、僕は複数の衛星が回る感覚を持っています。
この「安心と挑戦の構造」自体は普遍的な考え方ではないかと感じています。
生活の視点:資産の区分
2つ目は、資産を生活の視点で見る方法です。
ここでは資産を金融商品ではなく、生活を支える役割として区分します。
僕は資産を
・安全資産
・安心資産
・取崩し準備金
・自由投資予算
という4つに分けています。
これは言い換えれば、資産の目的別区分です。
生活には突発的な支出、制度変更、インフレなど様々な不確実性があります。
それらを一つの資産で受け止めるのではなく、役割ごとに分けることで生活の安定を作ります。
企業で言えば、これは管理会計に近い考え方かもしれません。
資産を目的別に整理し、生活の安定と自由を両立させる設計です。
なお、資産区分はさきほどの記事でも紹介しています。
投資の視点:ポートフォリオ
3つ目は、資産を投資の視点で見る方法です。
ここでは資産を
・株式
・債券
・不動産
・現預金・・
といった金融資産として捉えます。
資産の流動性や分散、リスク許容度を考えながらポートフォリオを構築し、安全性を保ちながら資産の成長を目指します。
これは企業で言えば財務会計に近い領域と言えるかもしれません。
ただし僕にとって投資は、資産設計の中心ではありません。
心理と生活の設計を前提に、その設計を崩さない範囲で資産を運用する手段です。
月次の資産管理でこの点はカバーしています。
終わりに
このように僕は資産を、①心理、②生活、③投資、という3つの視点で見ています。
心理の視点では、安心を土台にしながら挑戦を生み出す構造(コアとサテライト)を作ります。
生活の視点では、資産を目的別に区分することで、不確実性を吸収できる家計構造を作ります。
そして投資の視点では、ポートフォリオとして資産を運用し、安全性を保ちながら資産の成長を目指します。
つまり資産とは、単なる金融商品ではなく、生活と精神を支える構造でもあります。
FIRE後の資産設計は、資産をどこまで増やすかという資産最大化よりも、自分の人生と資産をどう結びつけるかという「資産最適化」なのだと、僕は感じています。
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