【最終回】50歳FIRE、余命35年、人生90%の体感時間は終わっている・・・

2026-04-01

t f B! P L

僕はFIRE生活を始めた当初から「時間」について危機感がありました。

年齢と共に時間が速く過ぎゆく感覚から、ジャネの法則で体感時間の余命計算をしました。

すると、「50歳でFIREし、余命35年あっても、人生の90%の体感時間は過ぎている」という結果となりました。

「歳をとると時間が早く過ぎる」と感じる法則〜体感時間の余命計算をした

今日は、そうした残り少ない体感時間を、いかに引き延ばすよう取り組んだか、僕のFIRE生活4年での仮説と検証結果を綴ります。

FIRE生活での仮説

体感時間というのは主観的なもので、脳による感覚として感じるものです。

脳が「初めての体験」に出会うと「これは重要だ」と判断し深く記憶に刻みいます。一方で、日常での慣れ親しんだ「知っていること」は、記憶を圧縮させて残りにくくさせます。

初めて通る道が「遠い」と感じても、2度目以降はそう感じない現象がそれに該当します。

僕は、こうした体感時間の癖を踏まえ、それを引き延ばすため、次の仮説でFIRE生活を過ごしました。

・新しいことをする

・刺激を増やす

・世界を広げる

FIRE生活での検証結果

その結果、FIREから1年後には「体感時間はのびた」と感じていました。

そこで、自分のFIRE生活の時間の使い方を、数値で把握しました。

僕が早期リタイアで得た可処分時間は、「仕事をしていた時間(8時間/日」)です。

その仕事時間は、FIRE後、次の3つに使っていました。

①新しい挑戦・学び(約5時間)

②丁寧な生活(約1.5時間)

③遊びや体験(約1.5時間)

つまり、サラリーマンの頃にはやらなかった新しい学び、資格取得をしました。

そこで得たスキルや知識を活用し、料理や家事も、「こなすもの」から「味わうもの」へと丁寧になりました。

遊びや体験も新たなことを始めました。

こうして新しい刺激を多く取り込むことで、体感時間が拡張しただけでなく、生活のQOLも上がりました。

「完全リタイアの何が忙しい?」に数字で答えを出した

FIRE生活の広がり

また、FIRE生活は「広がった」という感覚もありました。

脳の作用として、非日常の体験は独立した記憶として残りやすい一方、日常は圧縮されてさほど記憶に残りずらい特性があります。

これは、脳が時間を振り返る際、「新しい記憶の量」で長さを判定するからです。

おのずと日常(ルーチン)は情報圧縮される一方で、例えば僕がFIRE生活で取り組んだ初めての旅先での経験や空き家のリノベといった出来事は「記憶のしるし」がしっかりあります。

また、僕は自由投資予算を作って、興味や関心を抱くものを次々と取り組んできました。

こうした経験をもって体感時間をのばしたことを、ちょうど昨年、次の記事でも綴りました。

リタイア後の「時間が早く過ぎる」を阻止する僕の対処法

時間の濃度比較~大学 vs FIRE生活

こうして、体感時間がのびたFIRE生活4年を、大学4年間と比べてみました。

大学の4年はものすごい濃度の高い期間です。

それでも、結論としては、FIRE後の4年間は、大学4年と遜色のない「時間の濃さ」として体験したと感じます。

その理由は次によります。

・大学時代の自分は知識の量も質も断片的で、目の前の出来事を「点」で処理していた

今は、新しい場所を訪れても、背後の歴史や文芸的価値を紐解きながら観察するなど、受け取る情報密度が数倍になっている

・大学時代は「何が自分に合うか」を探る試行錯誤(ノイズ)が多い時期だった

→今は、自己理解に基づいて「本当に価値がある」ことに興味をもって洞察力で観察し、「微細な違和感や奥深さ」を見つけやすい

FIRE後の時間を司る資産とは

大学時代の「若さ」や「純真さ」は失ってはいますが、代わりに今は「広い知識」、「自己理解の深さ」、「洞察」、そして「資金」や「経験値」を多く持っていると感じます。

また、FIRE後の今は「時間は有限だ」という問題意識を(大学時代よりはるかに)強く持つようになっています。

こうしたFIRE後の固有の資産が、体感時間を引き延ばすことに役立ったと思っています。

終わりに

以上、時間というテーマでFIRE生活を4年過ごしました。

そのなかで、もう1つ明確になったことは、時間の先に残るのは「人生資産」だということです。

結局、僕がしたことは、「お金、その他のあらゆる資産(時間、知識、スキル、好奇心・・等も)を投資し、時間を、体験(Experience)→記憶(Memory)→人生資産(Life Assets)に変換してきたのです。

この変換の流れは、前の記事の「FIRE世界観~人生後半ゲームの資産マップ」でも表しています。

つまり、Die With Zeroとして「お金を使い切るコスパやタイパ」を「豊かさ」の指標とするより、「いかに時間を人生資産へ変換したか」という変換効率をもって、人生の豊かさを測るほうが相応しいと思っています。

今回、FIRE生活4年の最後の記事になりますが、この難関だった「時間」を綴りつつ、僕は、「次のFIRE生活4年は、この人生資産への変換に向き合いたい」と決意表明して終わりたいと思います。

*明日、ブログ終了の挨拶記事で、今後の予定をお話しします。


ランキングも参加してます。参考になる部分がありましたら、ぜひポチっとしていただけると励みになります。

自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

QooQ