金融資産の暴落シュミレーションをしてみた

2026-02-16

お金

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FIRE4年の節目を迎え、金融資産の暴落シュミレーションをしました。

暴落シミュレーションの目的は、恐怖を増やすことではなく、リスクを受容するためです。

経済恐慌が発生したとして、金融資産がどこまで減少し得るのかを数値化。それによって、資産全体の安全性や耐久性を構造的に理解するのです。

結果、「起きうる損失<耐えられる範囲」であれば、もはや資産の増減はどうでも良いと割り切れれ、人生の残り時間は、お金以外の資産(健康、時間の使い方、人間関係、好奇心、体験、知識やスキル獲得)に関心をフォーカスしていけます。

今日は2年ぶりとなる暴落シュミレーションの結果を綴ります。

暴落シュミレーションの結果

前回(2024年2月)と比較した資産クラス別の毀損状況と残存率は以下の通りです。

結論、金融資産の残存率は前回62%→今回60%と、より下落幅が大きいとなります。

資産クラス別の前提条件

つまり、2年前よりも株式相場は高く、円安による外貨資産の膨張もあるので、これらが毀損する率を前回よりもより高く(厳しく)見積もっています。

株式投資や海外不動産

例えば、リーマンショックでの下落率は約54%ゆえ、このシュミレーションは60%が下落する(残存率は現在の40%)と見立てています。

海外不動産も同様のリスクとし、投資額の40%が残存するとしました。

*海外不動産はローン無し、処分前提ゆえ、金融資産ポートフォリオで一貫して管理

外貨預金や外貨建て資産運用

外貨預金、社債、年金保険の残存率は前回の60%から50%と、より毀損する前提です。

これは、株式等(40%残存)より高いのは、満期となれば資産は確実に受け取れる安全資産であり、せいぜい、資産毀損リスクは発行体の破綻のみです。

よって通貨変動リスクを中心にみたてています。

通貨変動リスクは、当時と今でドルは4%増加(147円→153円)、ポンドは11%増加(188円→208円)ゆえ、それらの増加分を鑑みて、前回より厳しめ(60%→50%残存)にした次第です。

残存額を変動リスクとして受容できるか

以上の前提により、今の資産(100とする)が、経済恐慌によって60%に減少してしまいます。

ただ、僕の場合、この60%という残存額を若いころほど深刻には受け止めていませんし十分に受容できます。

理由は明確で、企業年金などの固定的な収入があり、さらに5年ほどで公的年金の受給も始まるからです。

つまり、資産毀損を引きずる期間が短く、生活のベースを支える収入の依存度が固定的な年金等にも依存できる余地が大きい(配当金や不動産収入等の変動的な収入ばかりではない)からです。

この安心感は、金額ではなく「年金受給までの距離」、「人生の残り時間」、「固定収入比率」という変数によって生まれています。

だからこそ、暴落耐性やリスク受容は人それぞれであり、一般論では測れません。

重要なのは、自分固有の条件で構造を把握することです。

終わりに

暴落シミュレーションは、悲観するための作業ではありません。資産の耐久性を構造として可視化し、その残存額を自分が本当に受け入れられるかを確認することで、経済的な安心感を身体感覚として手に入れるためのものです。

資産が大きく減った状態を想像し、そのうえで何に頼り、どう立て直せるかが見えたとき、日々の生活に対する向き合い方は確実に変わります。

お金に過剰に反応しなくなり、使う・使わないの判断も落ち着いたものになります。

そうして初めて、お金は人生を支配する対象ではなく、すでに役目を果たしつつある「背景」に下がっていきます。

お金の存在感が薄れるほど、健康や時間、人との関係といった、本当に重要なものが自然と前に出てくる。その感覚こそが、僕にとって最大のお金の効力でした。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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