FIREから4年。自由の価値は、毎年変わってきました。
1年目は解放、2年目は安定、3年目は退屈、4年目は刺激。
振り返ると、自由とはひとつの状態ではなく、その都度、意味を変えながら現れるものだったと感じています。
今日は、FIRE後にあらためて考えた「自由」と「FIREの価値」について綴ります。
1年目:解放と、その先にあった空白
サラリーマン時代、自由とは「制約がない状態」だと想像していました。
満員電車に乗らなくていい、仕事に時間を奪われなくていい。その解放感こそが自由だと想像していました。
それゆえ、FIRE直後は、制約のない解放感を味わうために、あえて時間を無駄に使ってみました。
昼近くまで寝て、気の向くままに過ごし、昼から飲む。
サラリーマン時代にできなかったことを、背徳感とともに楽しんでいました。
ただ、それも半年ほどで飽きてしまいます。
昼飲みをして夜の12時に起きると、「いまからどうしよう・・!」と、無意味さや空虚さに気づきます。
解放感に、ぽっかりとした空白ができました。
2年目:WELL-BEINGで満たされた安定
その空白を、僕は内省と日常の整えで埋めていきました。
2022年の11月に始めたブログも、FIREからの4年間の変化を、自分との対話をしながら綴りました。
会社員時代のモノの断捨離もしました。
断捨離は、単にモノ(スーツなど)を捨てるというより、サラリーマンの自分との決別という意味がありました。
会社員のアイデンティティを捨てて、FIRE後の自分のアイデンティティを作るため「FIRE名刺」も考えました。
自分の時間に向き合うと、自然と健康意識が高まります。「歩く、ジム、禁酒」などの健康習慣を始めました。
こうして、モノを手放し、習慣を見直し、健康を意識する。やがて穏やかで満たされた日常ができあがっていきました。
このとき感じたのが、WELL-BEINGです。
FIREは暇?~FIRE生活で感じるWell-Beingが暇を回避
この感覚が生まれたとき、「絶対にサラリーマンには戻れない」と感じました。
ひとつの完成された自由の形ができたと思います。
3年目:安定と豊かさの先に生まれた退屈
ただ、その安定も続くと変化が訪れます。
日々が整うほど、ルーティン化し、どこか物足りなさを感じるようになりました。
旅行をしたり、人と会ったり、好きなことをして忙しい時間を過ごしていても、どこか「退屈」と感じるのです。
満たされているのに、何かが足りない。
ここでもまた、新しい空白が生まれていました。
4年目:刺激による広がり
そこで僕は、新しい体験や行動を増やしていきました。
興味を感じたことに素直に反応し、これまでやらなかったことにも手を広げる。
そのために作ったのが自由投資予算です。
資産の一定額を別枠にし、日々の生活で興味や関心がわき、「やりたい」と感じたら、ブレーキをかけず即断する。
そんなマインドセット(心とお金のブレーキを取り除く)を仕組みで作りました。
その結果、思いがけない広がりが生まれ、再び満足度が引き上がっていきました。
FIRE3年目(2025年)は「刺激」で埋めた結果、ブログ読者とも会い始めたりもし、広がりという手ごたえを感じました。
自由は、使い方次第で広がると実感した1年でした。

