FIRE後、「心穏やかなるリタイア生活」を送ろうとすると、「4%利回り」の資産運用(配当金を得ることを前提)だと、かえって精神的自由が遠のく感じがしました。
そこで、僕が取ったのが3つの対策です。
①資産の安全性:防衛的な資産運用にして経済不況でもリスクを被らない状態にすること
②計画の妥当性:その資産運用(低利回り)でも生涯の資金計画として妥当性があること
③緩い実行管理:「ほったらかしの資産運用」によりお金に囚われない精神状態を得ること
今日は、こうしたFIRE4%ルールに関連する対応の経緯と現状を綴ります。
4%ルールとは
FIRE界では常識となっている「4%ルール」ですが、これは年間生活費の25倍の資産を築けば、その年4%の資産利回りで生活できるというものです。
例えば、年間生活費が240万円(20万円/月)の場合、FIREに必要な所要額は6,000万円(240万円×25)です。
6,000万円を配当狙いで株式投資をして、4%の配当金(毎年240万円)を得れば、資産を減らすことなく生活していけます。
あるいは、投資信託にして運用し、定額や定率で取り崩しながら運用する(これが本来のFIRE的な発想に近い)というものです。
僕にとってのFIREの目的
そこで自分がなぜFIREをしたのか、原点にかえってみました。
ブログにも掲げている通り、僕は「自由で楽しい完全リタイア生活」を目標としています。
会社員時代は給与収入があり、投資をしていても、一方で給与という安定収入(安定資産運用)をしているので、多少、リスクのある投資でも恐れはありません。
そのメンタルなら4%以上を目指すのはやっていけます。
ですがリタイアして給与収入がない状態がディフォルトだと、リスクの大きな資産運用をすることで気を揉むことになります。
せっかくの「自由で楽しい日々」が、相場ばかりを見ながら気にする、本末転倒な日々となるからです。
ということで、4%ルールは拘らず、3つの代替策を実施しました。
資産の安全性
1つ目が金融資産の安全性を高めることです。
僕の資産所得は、①資産運用益、②不動産収入です。
60歳以降は他の企業年金や個人年金等の所得もあるので、資産運用は無理をせず、まずは現預金比率を圧縮し、資産全体を何らかの(安全を中心に)運用するように舵を切りました。
2022年の3月末のリタイアから1年をかけ、徐々にアセットアロケーション(資産配分)を防衛的構成に変えました。
最終的(現在)の資産運用は4%ではなく1.5%の運用益(*)になっています。
*現金比率が高く、また不動産投資など仕掛中で収益化していないものもあるので低い
こうして、資産構成を上手に配分することで、経済不況等のリスクに耐用できる安全性が担保され、「ほったらかしで資産運用」をやっていけます。
詳細はこちらに記事を書いています。
【金融資産と利回り分析】資産配分と運用利回り実績をマッピングしたら利回りが僅か1.5%だった・・
生活の安全性(FIREシュミレーション)
2つ目は、FIRE前のシュミレーションを再計算することです。
会社員時代とは違って時間もあるので、趣味や習い事に想像以上の費用がかかっています。
ましては、あえて意識的に支出ブレーキをかけていないので、FIRE後のリアルな生活コスト(体験コストが大きい)は想定以上に膨らんでいます。
コストの違いや、1.5%の資産所得を前提に、シュミレーションをし直しました。
シュミレーションの再計算の記事はこちらです。
【FIREシュミレーション】リタイア後の収支実績値を使い、金融資産残高の推移を可視化した
これで将来的な安心感を得られます。
過剰にならない資産管理
3つ目のアクションが月1回の資産管理です。
新規の投資や売り買いは最低限に留め、月1回の資産管理で時間も取られないようにします。
「自由で楽しい完全リタイア生活」を送るために、なるべく「お金のことを考える時間を減らす」ためです。
月1回で、金融資産残高の推移、時価評価額を反映した資産配分の確認、個人バランスシートによる純資産の推移などを把握します。
定点観測はこの記事のような感じです。
【金融資産分析】リタイア13ヵ月目の集計結果と反省(2023年5月末時点)
それで不安のないFIRE生活か?
以上の3つの対策(代替策)で、お金へのこだわりを緩めるようにもっていきました。
整理すると、
①防衛的な資産配分(アセットアロケーション)で1.5%の運用益だが安心を得る。
②FIREシュミレーションを再計算し、計画上の妥当性を再確認する。
③月1回の資産管理の定点観測で計画に狂いがないことを適宜、確認していく。
ということです。
終わりに
人生の目的が「自由で楽しい完全リタイア生活」である以上、お金にとらわれていては本末転倒です。
もちろん、どのようなFIRE生活が理想かは人それぞれです。
FIRE後もバリバリ投資や資産運用で極みをいく生き方もありますし、僕のようにお金とはなるべく距離を置いたところで暮らしたいという人もいるでしょう。
そして今の「仮説」は、「お金が減るストレス」より「お金を使う意義」にもっと目を向ければ、お金のこだわりもなくなるのではという点です。
これも今後の課題ではあります。
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