【金融資産と利回り分析】資産配分と運用利回り実績をマッピングしたら利回りが僅か1.5%だった・・

2023-05-14

資産額 投資

t f B! P L

資産配分(アセットアロケーション)は、各クラス毎、その運用利回りの実績を把握して円グラフにしました。

目的は、資産運用における「安全性」や「効率性」を明確にするためです。

結論としては、資産運用の戦略に沿って「超保守的な資産配分」になっており、安全性は確保しています。

元本保証も78%と、世界的な経済混乱で株価低迷があっても影響を受けにい状態です。現金比率も高く、緊急事態でも資産運用を放置していられます。

一方、過去1年間の運用利回りは金融資産の1.5%と、FIREの基準である「4%」よりもはるかに低い実績です。

それでも、2年以内に「海外不動産の6%」(円グラフ赤)と「終身年金保険の受取で38%」(円グラフ青)という利回りが確定しているので、増えていく予定です。

全体として、リタイア生活で目指している「お金を気にせず、資産運用も放置型で、アーリーリタイア生活に集中する」といったライフスタイルに一歩ずつ近づきつつ、中長期的にもインフレ負けしないで資産運用で横ばいを維持できる、そんな理想に近づいている実感はします。

早速、今回の分析結果について備忘録を兼ねて詳細を報告します。


資産配分と運用利回り実績マッピングからわかること

この「資産配分(アセットアロケーション)と種別毎の利回り実績」の円グラフから、「資産防衛を第1優先」にした投資戦略が明らかです。

資産配分(アセットアロケーション)について

①「元本保証」が全体の78%(青いドーナツ状の範囲)を占める「超保守的」な資産運用

(理由)アグレッシブな資産運用はリタイアとともに終えて、2023年4月末時点でようやく「超保守的な資産運用」に転換を終えました。

②外貨建ての資産クラス(円グラフの黄色部分)も全て元本保証と「保守的」

これは外貨建ての定期預金、年金保険、社債(aaa)などで、元本保証があり、預金もある程度保護されている低リスクの資産運用です。

元本保証はない高リスク(円グラフの赤)はわずか23%

これは海外不動産や日本の証券会社経由での日本株や投資信託等です。

海外不動産は高リスクといえますが、日本株や投資信託は複数銘柄に投資しているので、リスクが集中しているわけではありません。

なお、資産配分や通貨分散などの状況はこちらに詳細を記載しています。

【金融資産分析】アーリーリタイア12か月目の集計結果と反省(2023年4月末時点)

資産クラスごとの運用利回りについて

①円建現預金は0.015%と足かせだが戦略的な意味はある

現預金は、資産形成目的ではなく、アーリーリタイア生活を維持する防波堤としての役割を担っているからです。

生活費、ライフイベント準備金、生活防衛資金、取崩し資産準備金(生活費<資産所得となるまで、毎月資産を取り崩す必要があり、その原資)という使途として、生活費x35か月分を積んでいます。

この点は以下の記事に記載しています。

【金融資産の問題児】”現預金の最適額”をアーリーリタイア用に算出して見えてきた世界

②外貨建ての運用は3~4%とまずまず

外貨建の運用も、全て元本保証があり、また満期時に現地通貨により外貨普通預金口座に残るので、そのまま満期になって為替リスクを強制的に取る必要がないような運用にしています。

また、度々記事にしている通り、海外プチ移住や旅行などで現地通貨で使うなどで、為替リスクを負わないで使い切る出口も準備しているので、それほど頭を悩ましません。

③株による運用利回りは2%と低め

そもそもリタイア前(コロナ禍前)に海外転勤になる段階で、かなりの株を処分しました。

一部、配当狙いで持っているものが中心で、リタイア後は株の売買もしておらず、ほぼ放置をして配当金だけを狙っています。

2%と、標準よりも低い利回りかもしれませんが、基本、放置をしていくので、ここは2%あれば良いと割り切っています。

リタイア生活における資産運用戦略について

リタイアをすると、防衛的なアセットアロケーションにする人も多いのではないかと思います。

特に、僕の場合は「リタイア生活でお金を気にしていては、完全リタイアをした意味が半減してしまう。」といった反省から、「なるべく手間暇をかけず、放置型の資産運用でアーリーリタイア生活に集中する」を目指しているとなおさらです。

最大の課題は、経済的な環境が悪化しても、精神的不安を抱えず、資産運用を放置していられるということで、それも

・78%の元本保証構成

・(無駄とも思える)27%の現預金構成

で対応しています。

これが、安全性&継続性を保持しながら、投資効率性を両立させる、ぎりぎりの配分だと思っています。

*なお、現預金は、全資産の11%保持で良く、残る16%は何らかの投資に回せるので、ここは継続して検討中です。

終わりに

今回の作業は1日がかりでしたが、この2か月で随分と総金融資産の見える化や戦略を反映したアセットアロケーションへ転換できてきた気がします。

こうした「資産配分(アセットアロケーション)と種別毎の利回り実績」の円グラフを作りながら、過去1年(=リタイアから今まで)の金融資産からの総収入を把握でき、種別毎の運用利回り実績も把握できました。

投資範囲が広いので、運用ツールもばらばらゆえ、なかなか自動的に全体を把握することができていません。

今後、そのあたりのデータ収集の自動化などが課題だと思います。

自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

QooQ