FIRE後、人間関係が「新しい行動の起点」になった

2026-03-23

経済的自由・FIRE

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早期リタイアをすると、会社を通じた人間関係は大きく減ります。

FIRE直後の私は、それを「人間関係の断捨離」と捉えていました。

ところが、FIRE生活も4年目になって振り返ってみると、人間関係には別の価値があることに気づいたのです。

自分一人では生まれなかった、新しい行動や経験の起点になる。

実際、FIRE後に始めたことを振り返ると、そのきっかけには人との関係がありました。

今回は3つのエピソードから、FIRE後に人間関係の意味がどう変わったのかを振り返ります。

エピソード1:父の納経帳から始まった四国遍路

FIRE後、四国88箇所のお寺を巡り、納経帳を完成させました。

そのきっかけは、父の遺品です。

遺品を整理していると、88箇所のうち半分ほどまで巡った未完成の納経帳が出てきました。

会社員時代なら、そのまま処分していたかもしれません。しかし、時間にも心にも余裕があったことで、「残りを自分が回ったらどうなるだろう」と考えました。

そこから四国遍路が始まったのです。

行動すると決めたのは自分ですが、その入口をつくったのは父だったわけです。

完全リタイア後の大企画「四国お遍路」完了報告

エピソード2:母のメモから始まった家系図作り

ある日、母の家に行くと、親戚との関係を書いたメモが置かれていました。

母は「残されたあなたは親戚も頼りにしなさい。でも誰がどういう関係かわからないでしょう」と言います。

僕にはそんな心配はありません。直系家族の戸籍や原戸籍を取得すれば、先祖までさかのぼって把握できるからです。

そんなことを知らない母はせっせとメモを作ります。

そこで母を安心させようと、家系図を作ることにしました。

作る過程で、自分自身の祖先がどこに住んでいたのか、どんな時代を生きていたのか、その時代の文献も調べながら進めました。

母を安心させるために始めたことが、自分の家族や歴史を知る新しい探究になったのです。

これも決めたのは自分ですが、入口をつくったのは母の存在でした。

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エピソード3:恩人の空き家から始まったDIY

老齢となった恩人が、セカンドハウスとして使っていた家を処分しようとしていました。

それを聞き、私が引き取って手を入れることにした。

フローリング、壁紙、フェンス、庭の整備。DIYは初めてだったが、自分ならではの「付加価値のある海近の物件」にリノベーションしました。

1年近い月日をかけ、何度も足を運び、体を動かして少しずつ形を変えて作っていく喜びを知りました。苦手だった虫にも慣れました。

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これも自分で選んだ行動でしたが、きっかけは恩人の存在です。

終わりに

3つの出来事を振り返ると、FIRE後に始めた新しい行動は、すべて自分だけで思いついたものではありません。

父の納経帳が四国遍路につながり、母のメモが家系図作りにつながり、恩人の空き家がDIYにつながったのです。

行動を決めたのは自分でしたが、その入口には人との関係があったのです。

そして、もう一つ大きかったのは、そこに時間的・心理的な余裕があったことです。

会社員時代なら見過ごしたり、後回しにしたりしていたかもしれない小さなきっかけを、「面白そうだからやってみよう」と拾えるようになった。

それが、一つの行動からまた新しい興味が生まれる。四国遍路から旅や宗教へ、家系図から家族や歴史へ、空き家からDIYへと、自分の知らなかった世界が広がっていったのです。

FIRE直後、人間関係が減ることを私は「断捨離」と捉えていましたが、4年を経て感じるのは、人間関係には、減らす・残すだけでは測れない価値があるということです。

自分一人では見つけられなかった世界への入口になる。

それも、FIRE後に気づいた人間関係の価値の一つです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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