自分のアーリーリタイアを俯瞰して気づいたこと(FIRE3年後)

2025-02-24

アーリーリタイア生活

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アーリーリタイアをしてから3年が経過しました。

このアーリーリタイアが今の自分にどのような位置づけになっているか、人生を時系列で遡り、少し俯瞰して観察しました。

すると「アーリーリタイアの本質」が鮮明になりました。

今回、それを「若い頃の情熱 → 加齢による変化 → FIREの決断 → FIRE後の充実 → FIRE後3年目の課題 → 未来への期待」という形で綴ります。

若い頃の情熱

僕が入社した頃は時代背景のせいか「仕事に100%の情熱を注ぐ」が当たり前でした。

ワークライフバランスなんて言葉はなく、自分よりも組織のルールや都合を優先し、それができないと今でいう「パワハラ」に近いことが「指導」という名の元で行われます。

24時間戦えますかなんてCMが流れても誰も不思議に思わないバブル後期の状況です。

なので、当時の僕は仕事を通じて「新しいスキルを習得し、自分の成長を実感し、社会のことを知る」が大きな喜びになっていました。

でもこれは時代による洗脳もあったかもしれません。

一方で、当時も「悠々自適な生活」やFIREに近い「脱サラ」もブームで、僕も窮屈な会社で定年まで勤められず、いつか脱サラするかもと思っていました。

ですが圧倒的に「今の仕事に100%注力する」を優先していた仕事人間派でした。

加齢とともに見えてきた現実

ですが、年齢を重ねるにつれ体力や能力の限界を感じ、会社の理不尽さや組織の硬直性も目につくようになります。

担当する仕事や職場の人間関係には恵まれ、嫌な上司や問題を起こす部下もいなかったのは幸いです。

やはり仕事内容が云々という以前に職場環境が最悪だと耐えられませんからね。

とはいえ、いくら職場に恵まれ仕事に打ち込めても、50代になると仕事の進め方や問題解決のパターンも固定化し、日々の業務に新鮮さもなくなります。

すると、スキルや知識面で成長をしない「停滞感」と、自分の3年後の姿が容易に想像できる「閉塞感」が出てきました。この心境を語った記事はこちらです。

もう早期リタイアしかない!と感じた2つの出来事

人生のリセットとしてのアーリーリタイア

この停滞感と閉塞感を打破する方法がアーリーリタイア(FIRE)でした。

40代後半で経済的自立をして、そこから7年は「仕事は干されても怖くない」と自由に仕事をしたことが、結果的には良かったのかもしれません。

なぜならその停滞感や閉塞感も、「仕事をやりきった、来るところまで来た」という解釈で昇華でき、「アーリーリタイアで人生をリセットしよう」と決断もスムースでした。

更に、FIRE決断を後押ししたのが3つの大きなイベントがタイミングよく起きたことです。

それは、①家庭の義務を果たす(子供が大学卒業する)、②仕事(やり切った感)、③生活(異動)です。

その記事はこちらです。

FIREを決意した理由

このタイミングが重なったことで、FIREは「人生をリセットし、新たな冒険に出る機会」と捉えました。

それゆえ、アーリーリタイア生活への切り替えも早く、リタイア後は仕事と関連のない分野のスキルや知識、資格の取得に挑戦しました。

アーリーリタイア生活はストレスも時間の制約もなく、大学生活のように楽しく過ごしました。

FIRE生活3年目の課題と将来展望

ですがFIREから3年目を過ぎてから少し状況は変化しました。

日々忙しく、暇は感じないけど、新しいスキルや知識の習得もどこか「ルーティン化」して「刺激が無い」とか「退屈だ」と感じる場面が増えました。

つまり「暇ではないが退屈な日々」になっていきました。

だからといって再び仕事に戻る意思なんて微塵もなく、むしろ、どうやれば新たな経験や違う体験をできるかを考えました。

そこで考えたのが「自由投資予算」です。

リタイア生活の刺激欲しさに思いついた自由投資予算

自分の人生に新しい選択肢を増やし、未来が読めないワクワク感を持ち続けるための投資であり、今は「3年後の自分がどこで何をしているのか想像できない」という刺激や冒険心?を再び取り戻せています。

アーリーリタイアの意味(総括)

こうした時系列で振り返るとアーリーリタイアは「知らない世界を楽しく開拓する手段」だと思えます。

でもこれは、若い頃の仕事人間だった時も、仕事は「知らない世界を楽しく開拓する手段」だったと感じています。

なので、仕事とFIREは実は真逆ではなく、僕にとって一貫して「新たな知識や経験を通じて知らない世界を知る」という冒険的な手段だと捉えています。

冒険といっても「仕事でたいそうなことをやってやろう」ではなく「将来、どうなっていくのか未知でありワクワクする」ですし、FIRE後も「仕事とは違う知識や経験をして知らない世界を知りたい」というだけです。

何より大事だと感じたことは、「自由で開かれた状態で生きること」であって停滞感や閉塞感は僕にとっての天敵です。

それゆえ、セカンドライフは自由投資予算という形で刺激と選択肢をもたらしていると感じています。

終わりに

以上、仕事もアーリーリタイアも、自分にとっては「先が見えない楽しさを求める」が根本のモチベーションです。

生きていくうえでなるべく閉塞感のない、自由で開かれた状態にいる方が居心地が良いし、そのためにいろいろと取り組んできたと思っています。

そのなかで最も重要なことがFI(経済的自立)だと思います。

FIは「働くことも、働かないことも選択できる」わけで、リタイア生活でも「誰と、どこで、いつ、何をする」を自己決定できる状態を作ります。

そしれRE(早期リタイア)をすることで毎日ジムに通い十分な睡眠を取ることでサラリーマン時代に失った「十分な健康と、十分な時間」を作り出します。

FIREは、そんな「健康、時間、(必要なだけの)お金」を作り、アーリーリタイア生活を自分の意思でデザインする自由と自己決定権をもたらすことが価値だと感じています。

もちろん、アーリーリタイアの意味は人によって違うので、僕にとってのアーリーリタイアの意味が、皆さんのアーリーリタイアをご自身で考える際に少しでも参考になれば幸いです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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