早期リタイア時の覚悟「リタイアで失う5つ」の行方は?

2023-08-11

アーリーリタイア

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2年前、早期リタイアを判断したときに、サラリーマンを辞めることで「得ること&失うこと」が何かをリストアップしました。

その結果、「得ること>失うこと」となったので、すぐにでもリタイアすべきだと思った次第です。

今回はその当時「リタイアで失うと思っていたこと(5つ)」について、今それをどう思うのか、振り返ります。

なお、リタイアで得ること(7つ)の振り返り記事はこちらです。

早期リタイア時の覚悟「やること7つ」の行方は?

アーリーリタイアで失うもの5つ

僕がリストアップした「早期リタイアで失うもの」が次の5つでした。

①給与収入

②年金

③会社の福利厚生

④社会的信用

⑤会社を通した自己実現

当時に感じていた詳細はこちらの記事です。

アーリーリタイアの決断の決め手となったゲインとロス分析について(50代半ば)

個々に進捗を見ていきます。

①給与収入

リタイア前の想定通り、定年までの年数分の給与収入を失っています。

ただ、サラリーマン時代よりも支出が大きく減ったことで、給与収入の減少の深刻度は和らいでいます。

その理由は、サラリーマン時代よりも時間が豊かにあり、スーパー等での買い物も安い割引品を買ったり、外食等は平日昼間であればそれほど使いませんし、旅行も平日にすることで安くなります。

また、国民年金、国民健康保険料や住民税などがサラリーマン時代より大幅に減ったというのもあります。

②年金(受領額)

アーリーリタイアをすることで、定年まで働いた場合よりも年金受給額は減ることになります。

これは想定通りですし織り込み済みです。

ただ、これも救済制度がありました。

その国民年金は、リタイア後に手続きをすることで免除されながら、実際には国民年金の受給をされる(全額を支払った場合の半分相当が加算される)となっています。

こうした制度も知らなかったので、リタイア前に思っていた「失う感」は、リタイア後は和らぎました。

③会社の福利厚生

会社の福利厚生で大きな点は人間ドックなどの費用負担です。

ただ、僕の住む東京の某区では、区による健康診断や医療サポート制度(無料や格安になる)もあります。

その制度で健康診断のサポートはされるのは大きいなと感じます。

健康は生きる上で最も重要なので、人間ドックやサラリーマン時代に受けなかった脳ドックなどもいろいろ受けました。

会社がやれというから受けるというより、必要だと思い、積極的に受ける考えに変わってきました。

なお、そもそもですが、リタイアをすることでストレスもなく、サラリーマン時代よりも健康度が高まったとも感じます。

福利厚生でカバーされるという発想よりも、健康を維持する大事さを強く感じ、それは財産だとも思っています。

④社会的信用

社会的信用が無くなることをリタイア前は懸念していましたが、実はさほど「無職」ということが足かせになる場面は少なかったと思います。

賃貸をする人など、契約ごとで影響するのは世の中であるもしれませんが、僕の生活で、困る場面はほどんどありませんでした。

人に会った時に、自己紹介などで、会社を名乗られたり名刺をいただく時にお返しできないのは不便だとは思います。

いずれ「リタイア名刺」というものを作ろうとは思っています。これは過去記事です。

アーリーリタイアの瞬間から密かに思っていた「FIRE名刺を作ろう」の進捗について

⑤会社を通じた自己実現

リタイアする前は、会社を通じて得られるさまざまな情報や人脈の広がりが無くなってしまうと心配していました。

それは、自分のエネルギー源が減るような感覚で、自己実現に制約が出ると思っていました。

ですがアーリーリタイアをすると、趣味やプライベートの方面で、引き続き会社で得られない情報であったり人脈の広がりはあるものです。

この辺りは自分次第ではありますが、決して、会社で勤めていることばかりが社会的な広がりや自分自身の実現を作るものではないと思うようになりました。

会社という世界の広がりはある意味偏っていたとも思います。

リタイアで失う5つのサマリー

以上、早期リタイアを決断する時に考えた「5つの失うもの」を振り返りました。

概ね想定通りではありますが、当時、意識しなかった点、盲点だったことがあると思います。

給与が無くなるを意識してましたが、一方で支出も減ります。

年金が減ると言っても国の制度によって一部救済措置もあります。

福利厚生での健康診断は受けませんが、リタイア後はストレスフリーで健康度は増しています。

会社での自己実現はなくても個人としてやりたいことを追求できています。

サラリーマン脳で考えていたほど「失うもの」という影響度は少なかったというのがリタイア後の実感です。

終わりに

人間は既得権を失うことに対して、実際よりも大きな損失感を持つものだと思います。

なんだかんだ、失うと思っていたものも、現実はたいしたものではないと実感しています。

よっぽど、サラリーマンとして無駄に長く務めるほうがロスが大きいなという思いがいまはあります。

リタイアをしようと考えていた時は、とても判断に慎重だったと思います。

以上がかなり個人的なものですが、リタイア後の率直な感想です。

1つの例として参考になれば幸いです。


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2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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