2年前、早期リタイアを判断したときに、それを後押ししたのが「早期リタイアで”得ること&失うこと”」をリストアップしたことです。
結果的に「得ること>失うこと」と感じ早くリタイアせねばと思いました。
その「得ること」の項目が7つあり、リタイアしたらやってやると覚悟しました。
今回、その7つを振り返りたいと思います。
アーリーリタイアで得ること7つ
僕がリストアップした「早期リタイアをすることで得られるもの」が次の7つでした。
①今しかできない投資
②健康年齢のうちにしかできないスポーツ
③体力やハードシップを伴う旅
④新しい技術や知識の習得
⑤親孝行
⑥友人・お世話になった人への感謝
⑦自分ならではのビジネス詳細はこちらの記事で書いています。
アーリーリタイアの決断の決め手となったゲインとロス分析について(50代半ば)
個々に進捗を見ていきます。
①今しかできない投資
進捗:80点
既に投資は実施済みですが、その後、投資を断捨離したので80点です。
当時(2021年の夏)はコロナ禍の真っ只中でした。
それゆえ、いずれニューノーマルで再度成長するビジネスに早めに投資をしておこうと考えたのです。
会社を辞めた2022年3月末の直後から、航空や観光系の株に投資したり、リタイアでのフットワークで沖縄や東南アジアの観光地の不動産投資などあちこち動きました。
株も不動産も実行したので「投資する」は順調に進めたと思います。
ただ、この数カ月は投資より自分の時間を大切にして、もう投資に時間を使うのを辞めたので、本来の思いとは真逆に向かいつつあります。という点で進捗が止まっている(マイナス点)です。
②健康年齢のうちにしかできないスポーツ
進捗:70点
体をハードに動かすようなスポーツは健康年齢のうちにしかできないと思います。
リタイア後、3つほどやりました。
SUP(別にハードではありませんが)、新しいサーフィンジャンルのスポーツ、スカッシュです。
ただ問題があります。それは足の筋肉(アキレス筋)の痛みです。
ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ腱が、時々、走ったりすると傷みます。
加齢によるアキレス筋の柔軟性が欠如したもので、万が一、断絶すると、数カ月は動けません。痛みが感じるときは少し休ませるのが鉄則のようです。
ということで、せっかくスポーツを始めながら恐る恐る取り組んでいるという状況です。
③体力やハードシップを伴う旅
進捗:0点
リタイア後は大学生の頃にしていたバックパック旅行をしようと思っていました。
ですが全くそういった旅行ができていません。やっているのは、投資の関連での視察、リゾート地への遊びや文化的な目的での訪問です。まるでハードな冒険要素はありません。
少しこの点、残る数カ月では具体化したいと思い、反省です。
④新しい技術や知識の習得
進捗:80点
リタイア後にやろうと思っていたスキルや知識習得は比較的手掛けました。
調理(魚を捌く調理教室)、カメラ教室、語学学校、そして検定試験(ビジネスジャンルとは対極の雑学系ですが)といったことです。
また、当初は計画していなかった船舶免許も取ったりと、まあまあ進捗しています。
今後はお酒系の資格(ワインとか日本酒とか)はやりたいのですが、まだできていませんし、取った資格を活かしていないという問題もあります。
新しいジャンルに挑戦しながら、活用することも考えます。
⑤親孝行
進捗:80点
リタイア後、これほど頻繁に母親に会う習慣を作るとは思ってもいませんでした。
今は車もあり、すぐに顔を出せたり、頻繁にランチをします。
また、近々、ハワイ旅行に連れていく計画を進めています。
この夏がきっと体力的にも最後の海外旅行となるでしょう。それゆえ、かなり気合をいれて母親にとっての「良かった」と思える方法を考えています。
ただ、本人は「もう歳だから海外は・・」と弱気です。
段取りも組み、パスポートも取り、あとは行くだけですが、直前に「行かない」となるのが今の最大の恐怖です。
なのでそれが完遂できれば100点と言えますが、まだ油断できません。
おまけにマウイ島のFIRE(本当のFIREです)で目下、計画変更というハードルも出ています。
⑥友人・お世話になった人への感謝
進捗:50点
今の自分があるのは友人やお世話になった人のおかげです。
そういった関係者と交友を深めようとしていますが、まだまだ会えていない人が多くいます。
ただ不思議なことに、同じ年齢層の友人はちょうどこの年代で時間ができたのか、わりと「再会しよう」といったタイミングだったりします。
年内、会う数を加速したいと思っています。
⑦自分ならではのビジネス
進捗:0点
リタイア前は「リタイアしたら趣味を仕事のようにしてみたい」と思っていました。
これは強い思いではなく、会社の仕事に飽きた(会社という看板を背負ってこそできることで、なんら自分の手柄ではない)という反動で、自分でやりたいと感じていました。
それが実際にリタイアすると、割と、日々忙しく、その忙しさにかまけて自分ならではのビジネスというものを考えもしていません。
30代は趣味の延長で、あるアイデアをビジネスにして起業したのですが、当時は「このアイデアをなんとしても実現したい」と、心底、運命めいた熱意がありました。
いまはそういったアイデアや使命感もなく、ビジネス(仕事)とは一線をひいているので、無理してビジネスをするよりは、自分の時間を大切にしたいという思いが先行しています。
7つのやることのサマリー
以上、早期リタイアを決断するきっかけであった「7つのやりたいこと」を振り返りました。
当時「早くリタイアして、この7つを進めないとダメだ」というぐらい、覚悟をもち、取り組もうとしたのですが、実際、リタイアすると、少し自分のマインドが変わりました。
その結果、①投資、⑦ビジネス、の2つはかなりトーンダウンしました。
変わった理由は、サラリーマン脳のように「首尾一貫」「初心貫徹」といった根性論や目標に囚われる生き方は捨てたからです。
それよりも今は「自分のやりたいことに正直に従って生きる」というスタンスを優先したからです。
終わりに
もしかしたら、サラリーマン時代の僕は今の自分の生き方が最も嫌いなタイプで「そんな行先不明な動きをして目標や理想なんて達成できないぞ」と言ってる気がします。
たしかに今の自分は「行先不明」ですが、それはブレブレで軸がないのではありません。
サラリーマン脳の「目標を達成する」という軸から、リタイア脳の「自分の気持ちに正直に従う」と、軸が変わっただけで、自分を失ったものではないからです。
と、振り返りをして思いました。
脳のアップデートというより、OS入れ替えがあったのでしょうね。。。かと思います。
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