FIRE生活で多くの人が抱える不安のひとつに「資産が減ったらどうしよう」があります。
特に株式市場が大きく揺れたときには、投資資産が半分になる可能性も否定できません。
とはいえ僕の場合、それでも「リスク許容範囲」として受け止められるように設計しています。
リタイア生活に必要なのは「過度なリターン追求」ではなく、「安定と安心を確保する仕組み」だと考えているからです。
今日は、その理由を5つに整理してみます。
生活維持継続費を別枠で確保している
まず大前提として、日常生活や医療、突発的な出費に備える資金はすでに「使う目的の資産」として現金や低リスク資産で確保しています。
これは生活費、生活防衛費、イベント費を含めた「生活維持継続費」として位置づけています。
したがって、投資資産が大きく値下がりしても生活の基盤が揺らぐことはなく、心の安心につながっています。
支出を柔軟に調整できる
リタイア後の支出は「基礎生活費」と「ゆとり費」に分けて管理しています。
生活費や住居費などの基礎生活費はほぼ一定ですが、旅行や趣味といったゆとり費は状況に応じて調整可能です。
仮に資産が半減する事態が起きても、このゆとり費を抑えることで十分に対応できる余力があります。
資産所得がいろいろある
僕の生活は投資資産だけに依存していません。
年金、配当、不動産収入など、株式市場の変動に左右されにくい収入源を持っています。
資産が減ってもキャッシュフローが途絶えるわけではないことが、安定感の下支えとなっています。
最悪の想定を織り込んでいる
過去のリーマンショックやコロナショックでは、市場が一時的に半分近くまで落ち込みました。
こうした再来を前提に、僕は資産が大幅に毀損した場合のシミュレーションを実施しています。
最悪のシナリオを織り込んでリスク許容度を定めていることも、安心感につながっています。
資産と人生を切り離して考えている
最後に大切なのは「資産が減っても人生の価値は減らない」という感覚です。
お金を使えば体験の幅は広がりますが、必ずしも高額の支出がなければ豊かに暮らせないわけではありません。
これまでも、お金をかけずに貴重な時間や経験を得られることを実感してきました。
だからこそ資産の減少を過度に恐れる必要はないと考えています。
終わりに
以上の通り、仮に僕の資産が半減してもリスク許容範囲であるのは「生活維持継続費の確保」、「支出の柔軟性」、「資産所得の多様性」、「最悪想定の織り込み」、「資産と人生の切り離し」という5つの理由によるものです。
FIRE生活では、過度なリターンを狙って投資をすることより、安定と安心を確保する仕組みを持つことが何より大事だと感じてきています。
だからこそFIRE4年目の今、資産の上下動に一喜一憂せず、自分の人生に集中できていると感じています。
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