定年後「働き続けた人」と「仕事をやめた人」、満足度が高いのは?

2025-09-14

経済的自由・FIRE

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定年後や定年前のアーリーリタイア後に、「仕事を続けるべきか」「完全にやめるべきか」で悩む人は少なくありません。

ある記事では「高齢期の就業者のほうが仕事に満足している割合が高い。その背景には、週3日勤務や午前中だけの勤務など、無理のない働き方を選んでいる人が多いからだ」と紹介されていました。

定年後「働き続けた人」と「仕事をやめた人」、本当に満足度が高いのはどっち?

僕が感じたのは、「仕事の満足度」を問うより、「仕事に不満がないか」を問う方が実態を捉えやすいということです。なぜなら、働かざるを得ない、働きたいのに働けないという状況こそ満足とは対極にあるからです。

今日はこの「定年後やアーリーリタイア後の労働と満足度」について考えてみます。



満足度ではなく不満度で見る

「仕事に満足していますか?」と聞かれると、多くの人は「まあまあ満足している」と答えるでしょう。しかし、「不満がありますか?」と問うと、答えはぐっと具体的になります。

特に「辞めたいのに辞められない」「働きたいのに働けない」という状態は、大きな不満を生みます。

つまり、定年後の働き方を考えるときには、「どちらが満足か」を比較するより、「いかに不満を抱かずに済むか」という視点で見る方が現実に即していると思うのです。

働き続ける人の不満

働き続けることには「社会とのつながりを保てる」、「収入を得られる」というメリットがあります。

しかしその裏には、「本当はやめたいのに生活のために働かざるを得ない」という人もいます。

その場合、収入は得られても「自由を奪われている感覚」が残り、不満が積み重なっていきます。

加えて、年齢とともに体力や健康への負担も増すため、自分で働き方をコントロールできなければ、不満はさらに大きくなるでしょう。

仕事をやめた人の不満

一方で、完全に仕事をやめた人は「自由な時間を持てる」、「生活リズムを自分で決められる」という利点があります。

ただし、「働きたいのに仕事が見つからない」、「社会的な役割を失った」と感じれば、不満が強まります。

定年後に孤独感や疎外感を覚える人も多く、これはたとえ経済的に余裕があっても簡単には解消できません。

終わりに

結局、「定年後に満足度が高いのは働き続ける人か、やめる人か」という問い(軸)で考えるより、「働くか働かないかを自分の意志で選べるかどうか」という選択権の有無で捉えるほうが、生活の充実につながると思います。

定年や年齢といった区切りに縛られるのではなく、体力や状況に応じて「働く」、「働かない」を柔軟に選べる環境・・いわばセミリタイア的な状態こそが理想なのだと思います。

僕がFIRE、より正確にはFI(経済的自立)を強く推す理由もそこにあります。

FIを実現すれば、働くかやめるかを自分で決められる自由が得られ、結果として「不満のない日々」に近づけるのだと考えるからです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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