FIREしてしばらく経つと、現役時代には見えにくかった「お金以外の投資先」が見えてきました。
現役時代の私にとって、投資といえばほぼ金融投資を意味していました。しかしFIRE後に時間の自由を得たいまは、お金だけでなく、「健康」と「人間関係」も長期的に生活へ価値をもたらす投資先だと考えるようになりました。
今回は、FIRE後に私が意識するようになった「お金」「健康」「人間関係」という3つの投資について考えます。
FIRE後に考える「3つの投資」
まず、「お金(金融投資)」、「健康」、「人間関係」についての捉え方を案内します。
金融投資
株式や債券などを通じて資産を増やし、経済的な安定をつくる投資です。
FIRE達成の大きな原動力となる一方、私にとってFIRE後は、資産を守るだけでなく、生活の質や新しい挑戦を支える役割も持つようになりました。
健康への投資
運動・食事・睡眠などを通じて、心身の状態を維持・向上させるための投資です。
健康があることで、人生を楽しむ感性や体力も生まれます。ただし、健康は短期間でつくれるものではなく、現役時代からの積み重ねも大きいとは感じます。
人間関係への投資
家族や友人などとのつながりに、時間や関心を使う投資です。
私の場合、FIRE後は生活の支えだけでなく、刺激や新しい経験につながるものとして、人間関係の価値を強く感じるようになりました。
FIRE前後で変わった投資のバランス
現役時代の私は、この3つの中でも金融投資の優先度が圧倒的に高い状態でした。
FIREを目指すには資産形成が必要です。仕事にも多くの時間を使うため、お金を増やすことに意識が向き、健康や人間関係への投資は後回しになりがちでした。
FIRE後は、そのバランスが変わりました。
私は会社員時代も週2日程度ジムに通っていましたが、FIRE後はほぼ毎日運動するようになり、友人と新しいスポーツも始めました。
そして、お金の役割も変わりました。
資産を増やすことだけでなく、健康、学び、趣味、旅行、人間関係など、自分の生活を豊かにするためにどう使うかを考えるようになったのです。
つまりFIRE後に変わったのは、3つの投資先そのものではありません。
「お金」を中心に考えていた状態から、「健康」や「人間関係」にも時間やお金を配分するようになったのです。
3つの投資は、つながっている
さらに生活していると、この3つは独立したものではないことにも気づきます。
健康であれば行動範囲が広がり、人と会ったり、新しいことに挑戦したりできます。お金に余裕があれば、健康や人間関係にも時間や費用を使えます。
そして人間関係も、生活の支えになるだけではありません。
人との出会いや会話から、新しい趣味や興味が生まれることがあります。自分一人では知らなかった世界を知り、挑戦してみようと思うこともあります。
人間関係は、FIRE後の生活に新しい経験をもたらし、自分の世界を広げるきっかけにもなると、以前より強く感じるようになりました。
お金が健康や経験を支え、健康が行動を可能にし、人間関係が新しい世界への入口になる。
3つは別々の投資先でありながら、互いに影響しながら生活全体を支えているのだと思います。
終わりに
FIRE前の私は、「投資」といえば金融投資を考えていました。
しかしFIRE後は、お金を増やすだけでなく、健康を維持し、人との関係にも時間を使うようになりました。
どれか一つを100点にして、ほかを犠牲にする必要はありません。
人生のステージに合わせて、「お金」「健康」「人間関係」の3つにどう配分するかを変えていく。
いまの私は、そのバランスを考えることも「投資」なのだと思っています。
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