お宝保険(年金保険)の利回り計算しお宝かを調べた

2024-05-06

資産形成・資産運用

t f B! P L

「お宝保険」と呼ばれる予定利率5.5%の保険商品をバブル期(1985〜1993年頃)の後半に契約しました。

先般、最終回となる年額払いも終了しあとは受給開始を待つのみです。

そんな「お宝保険」が「本当にお宝か?」と疑問に思い、今回、検証してみました。

結論は、イデコや新NISAで積立投資(利回り3.5%程度)を長期運用すれば同等*の結果になる、と感じました。

*最初の10年(保証期間)の比較

その検証結果を備忘録として綴ります。

お宝保険の概要

僕が契約する「個人年金保険(10年間保証期間付き終身)」は、毎月一定額を60歳まで32年間払い続けると、60歳から毎年一定額を「年金」として受け取れるものです。

万が一、途中で事故や死亡をしても最低10年分(つまり70歳までの総額分)は受給でき、70歳以降も生存の限り年金を受け取れます。

保険の種類によっては「10年確定」といった確定年金や有期年金もあるなかで、僕の契約(終身)は期間制限なく受給できるので「長生きリスク」に適しています。

*皆さまも個人年金保険や養老保険を1993年頃までに契約していたらお宝の可能性もあるので、予定利率をご確認されることをお勧めします。

*また契約中であれば増額するとさらにリターン額を高めることができるかもしれません。

個人年金保険(お宝保険)を裏技によって年金受給額を1.5倍、25年で掛金3倍リターンに!

僕が契約しているの個人年金保険(終身)の経済性を分析しました。

お宝保険の経済性

経済性を「払戻率」、「利回り」、「回収年月」で計算しました。

返戻率

返戻率は受取総額を保険支払総額で割るだけの単純なものです。

(保証期間=70歳までの受取総額)÷(保険支払総額)=128%

(仮説=80歳までの受取総額)÷保険支払総額)=256%

受給年数により変わりますが、最近積立保険商品の返戻率は良くても100%であることを踏まえると、僕の契約は最悪でも返戻率(=受取率)は128%とかなり高率です。

利回り

利回りを求めました。

但し僕の場合は途中で増額(契約額を割増)したので、利回りの計算を単純化するため、当初の契約のみで算定しました。

なお計算は、積立保険商品として一定額をn年後まで積立てて得られる年金終価(=年金現価)に対し、複利(再投資)による利回り計算で求めたものです。

その結果、利回りは約3.5%となります。(10年確定部分のみ)

回収年月

そして支払済み掛金を回収するために必要な年月(損益分岐点)を求めました。

すると、6.3年(元の契約の場合)と、7.8年(割増した今の契約)となりました。

つまり60歳からわずか6.3年や7.8年で支払額相当は回収できます。

なお、国民健康保険の回収期間(支払総額を回収するための必要期間)は約10年(*)なので、それよりもかなりお得ではあります。

*個々の条件(市町村であったり加入期間等)で変わってきます。

以前この点を記事にしました:年金の損益計算-早期リタイアで減少した年金、何歳で回収か試算した

お宝保険のお得度(結論)

お宝保険が本当にお宝か?の結論は、僕の場合は「お宝保険とはいえ保証期間(10年)だけの受給ではさほど得ではない」となりました。

なぜならイデコや新NISAによる優遇税制で3.5%程度の利回りを同等期間実施すれば、同じだけのメリットを得ることができるからです。

また、お宝保険のマイナス面を挙げると、

・30年間の積立期間がデフレ経済で不幸中の幸いだった

→もしインフレが進んでいたら、掛金を積み立てる期間はより貨幣価値が高く(払い損)、受給される時点は貨幣価値が低い(貰い損)となっていた。

・公的年金のような物価スライド(*)が無く受給額は不変

→公的年金はインフレ見合いで支給額が増える一方でお宝保険は定額支給(インフレに弱い)。

そんな幸運さもあるなか、僕がお宝保険のメリットを最大限に引き出すには、70歳を超えて長生きしながら受給し続けるしかありません。

終わりに

お宝保険というと「そんなお宝があってラッキーな時代だ」とか「お宝を見つけて楽に簡単に稼いで羨ましい」と思われるかもしれません。

ですが実際は、僕が20代の契約当時のバブル期は「不動産や株式投資が王道」とか「老後なんてまだずっと先」といった感覚が世間標準でした。

というなかで「逆張り」の意識で「年金保険」に長期投資をしました。

アーリーリタイアをしたいまとなってはその判断が「リスクもなく確実に受給できる不労所得」の1つとしてメリット*を感じますが、当時はそんなお宝だとの感覚はまるでありません。

*不労所得(資産所得)の生活費内訳比率の分析記事はこちらです:生活費に対する不労所得比率を試算した

仮にこの時代、自分が20代で「お宝保険」に変わるものとして何をするか?と自問すると、やはりイデコや新NISAを枠一杯、長期積立投資をし、60歳以降に取り崩すことをします。

お宝保険とは紹介しましたが、簡単に楽して儲けるお宝なんて世の中にはありません。

「熟したらいずれお宝になる」というのを長期積立投資でひたすら待ち続ける構えが大事だと思っています。


ランキングも参加してます。ポチっとしていただけると励みになります。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村



自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

QooQ