会社を辞めてFIRE生活に入ると、会社員時代にはなかった「余裕」が生まれます。
2年近く生活してきて、僕の場合はそれが大きく3つあると感じるようになりました。
時間の余裕、お金の余裕、心の余裕。
この3つは、それぞれ独立しているわけではありません。
時間に余裕ができれば、お金をかけずに楽しめることも増えます。仕事のストレスから離れれば、心にも余裕が生まれる。お金についても、資産や支出を把握できるようになると、少しずつ不安が減っていきます。
FIREしてすぐに3つすべてが揃ったわけではありません。
今回は、FIRE後にこの「余裕」がどう変わってきたのかを振り返ります。
最初にできたのは「時間の余裕」
FIREすると、まず大きく変わるのが時間です。
仕事の締め切りや会議、曜日に合わせて生活する必要がなくなります。日曜日の夜に「明日は仕事だから早く寝なくては」と考えることもありません。
そうした時間の制約がなくなると、次第に心にも余裕が生まれました。
さらにFIRE生活のリズムができてくると、実際にどのくらい生活費がかかるのかも分かってきます。時間があるので、支出や資産について落ち着いて考えることもできます。
僕の場合、時間の余裕が最初に生まれ、そこから心やお金についても余裕を感じられるようになっていったように思います。
お金の余裕には少し時間がかかった
一方、お金については、FIREしただけですぐに余裕を感じられたわけではありません。
完全リタイアすると、給与収入がなくなります。それまで「増えるもの」だった資産が、生活費によって「減るもの」になるからです。
もちろん、FIRE前からそれはシミュレーションしていました。それでも、実際に資産が減るのを見ると、「計画通りだから大丈夫」と簡単に割り切れるものでもありませんでした。
そこで、月ごとに資産状況を確認したり、最悪の場合にどのくらい資産が減る可能性があるのかをシミュレーションしたりしました。
こうして資産の状態が見えるようになり、支出や資産管理にも慣れてくると、少しずつお金に対する心理的な余裕も出てきました。
僕にとっての「お金の余裕」は、単純にお金がたくさんあることではなく、自分で状況を把握し、コントロールできていると感じられることなのだと思います。
余裕ができたら、今度は何かしたくなった
FIREから2年近く経ち、時間、お金、心の3つにある程度の余裕を感じられるようになりました。
これで穏やかなFIRE生活が完成するのかと思いきや、今度は別の感情が出てきました。
「何かチャレンジしたい」
という気持ちです。
少し不思議でした。せっかく自由に好きなことをして過ごそうとFIREしたのに、わざわざ何かに挑戦したくなる。少し会社員時代に戻るような気さえします。
ただ、以前とは大きく違います。
会社員時代は、時間にも心にも余裕がないなかで、必要に迫られて何かに挑戦することも少なくありませんでした。
今は違います。余裕がある状態で、自分がやってみたいことを選んで挑戦できる。
いわば「チャレンジを楽しめる余裕」があるのだと思います。
一方で、これは単に生活が安定したことで、刺激が足りなくなってきただけなのかもしれません。
どちらなのかは、まだよく分かりません。
終わりに
FIRE生活で得た大きなものの一つが、「余裕」だったと思います。
僕の場合は、時間、お金、心の3つです。
そして2年近く生活してみると、この3つがある程度整うことで、穏やかに過ごせるだけでなく、逆に「何か新しいことをしてみたい」という気持ちも出てきました。
2023年は、生活費を「基礎生活費」と「ゆとり費」に分け、実際にお金を使いながら生活の満足度を確かめる実験もしました。
その経験も含めて、今は「時間、お金、心に余裕があり、その余裕を自分なりに使えること」がFIRE生活の質につながると感じています。
2024年は、この余裕から出てきた「何かにチャレンジしたい」という気持ちが、どこへ向かうのか試してみようと思います。
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