直近3か月間(2023年1月~3月)の生活費を集計しました。
アーリーリタイア生活も10か月目~1年目を迎えるなかで、支出が膨らみつつあります。
今回、そんな想定以上の支出についての分析と考えを綴ります。
直近3か月の生活費(総額)
直近3か月の生活費(住宅ローンを除く)は395,294円/月です。
総務省統計局の「家計調査 2022年次 世帯人数別(表3-1)」によると、家賃を除く二人暮らしの1ヶ月の生活費は236,024万円です。
その金額と比較すると、独身でありながら月40万円近い支出は多すぎるといえます。
ただ、この支出は一時的なものですし、概ね原因も把握しているので、それほど懸念すべき状態ではありません。
生活費の増加理由
前回、半年間(2022年6月~12月)の生活費は178,106円/月(住宅ローンを除く)でした。それゆえ、この3か月間に限って少し増えたものだといえます。
その理由は、概ね活動量に応じて発生したものです。
教育費(習い事)は約7万円/月です。これは資格取得(船舶)や授業料(写真教室や語学教室)といった自己投資です。数か月先の授業料まで含んでいるので、今後、減る予定です。
娯楽費も約12万円/月と大きいのは、例えばカメラを買うなど、趣味を広げる投資でもあります。娯楽費にカウントしていますが、これもアーリーリタイア生活を豊かにするうえでの投資とも言えます(変な消費ではありません)。
ほか、交際費3万円も、特に年明けということで会食代やおこずかい(姪っ子)、あるいは知り合いの不幸での香典費など、これらは必要経費ともいえます。
自分の生活がゆるゆるか?
なお、生活費の支出が多いからといって、生活において節約もせずに「ゆるゆる」で暮らしているわけではありません。
その証拠に、支出の全体(395,294円/月)からいわゆる贅沢費といえる4科目(自動車費、習い事、旅費、贅沢費)を除くと、127,764円/月と、かなり健全な生活費になっています。
生活をしていくだけならば、無駄なことを一切やめて、月13万円で生活できる(住宅ローンは除く)ということになるので、まずまずだと思っています。
それだけ、いわゆる「ゆとり費」をあえて使っていることになります。
「ゆとり費」の内訳が「消費」か「投資」か?
その「ゆとり費」についても、支出のタイプとして「消費」と「投資」に分けることができます。
ゆとり費のうちの3科目(習い事、旅費、贅沢費)は「投資」といえる内容です。趣味を広げたり、見聞を広めるなどの自己投資が実態なので、いわゆる、つまらないものに「消費」しているわけではありません。
ただ、自動車費の3.5万円は、消費に近いのかもしれません。一応、モノ消費というよりコト消費(体験)を目的に車を所有しているのですが、それにしても高くついてると自覚しています。この3.5万円以外に、車両購入費や車検代、修理費も出るので。
リタイア前に想定していた生活費と現実の生活費のギャップ
いろいろと支出分類も話しましたが、忘れてはいけないのは、リタイア前にシュミレーションで設定していた「生活費の想定値」に対して「現実の支出」がどうなっているかです。
実は、その想定よりも大幅に支出をしています。支出は膨らんでいます。
ただ、それも意図があって、こうした「自己投資の支出」は、「どうせ支出をするならば、より若くてより早いタイミングで支出をするほうが、多く回収する機会がある」という狙いです。
実際、娯楽費に含まれるカメラも、旅行先で綺麗な景色を撮影したり、季節の移り変わりを撮るなど、生活を豊かにするツールです。
より早く手に入れることで、その豊かな生活をより長く人生において過ごせるようになります。
資格ならば、より早くとればそれだけ長く使う機会が増えます。投資回収の効率もよくなるというものです。
「健康年齢のうちだからこそできること」という時間的制約もあるので、こうした「前倒しで積極的に自己投資する」というのは不可欠な判断だと思っています。
終わりに
人生のなかでいつ、どうお金を使うかはしっかり考えないといけない問題です。
ちなみに「若いころはお金を貯めるよりどんどん使うべきだ」という意見も世の中にはあります。
ですが僕はそれに疑問を感じます。
たしかに、若い頃に体験にお金を使えば、その経験値をずっと一生、有効に使えます。
同じように、若い頃にお金を使わずに投資をすると、人生の後半で大きなリターンとして貯蓄額が増えます。
若い頃しかできない体験もあるように、歳をとっているからこそできる体験/わかる体験もあります。
それゆえ、若い時代はバランスよくお金を使い、そして貯めるべきだとは思います。
リタイアしても何も楽しめない、と自己正当化して若い頃に浪費をしてしまうよりも、ある程度貯めたお金を投資で増やし、リタイア後にはリタイア後だからこそ有効に使えるお金の使い方をするほうが、得策だと思っています。
なお、前回の生活費の把握結果はこちらです。
アーリーリタイア後の生活費(6か月の平均)はいくらか?-世間と自分の家計収支比較
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