FIRE後、世界はどう見えるようになったのか

2026-02-10

経済的自由・FIRE

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今日は、FIREをしてから僕の前に広がる世界が、どんなふうに見えるようになったのかを、少し感覚的に綴ってみたいと思います。

理論や正解の話ではありません。

あくまで、僕自身が4年間のFIRE生活から感じる景観と手触りの話です。

きっと深く眠りについて夢をみるとしたら、サラリーマンの頃とFIRE後の景観は、こう広がると思います。

サラリーマンの頃の景観

サラリーマンになる前、社会という場所は実態以上に過酷で荒廃したところだと想像していました。

映画の『マッドマックス』のように、大男が鎧で身を包み、謎の呼吸マスクをつけていたり、全身白く塗っていたり、野獣が荒野を支配するイメージです。

実際は、想像しているほど暴力性や無秩序はなく、むしろネットリした活気があるところです。

例えるなら、19世紀半ばのアメリカ南部の荒涼とした砂漠の街並みです。

ゴールドラッシュに向かう人たちが集まり、希望もあるが欲望もある場所です。

僕が社会に出るときの資本主義社会というのは、そんな捉え方でした。

レールのある場所

実際に社会に出ると、その広くて荒涼とした大地には一本のレールが敷かれています。

僕はその上を車両で走らなければいけません。

レールは時にでこぼこで、上り坂や下り坂もあり、操縦は常に気を遣います。

車内には多くの乗客がいて、「速すぎる」、「遅い」、「乗り心地が悪い」と文句を言う人もいれば、ねぎらってくれる人もいます。

他にもレールがあり別の車両が走っています。

どれも目的地はおおよそ同じ方向にあり、だからこそ、無意識にスピードを競いあってしまいます。

停車駅を降りて休める瞬間もありますが、発車のベルはすぐに鳴るので長居はできません。

ときどき停車駅が現れ、そこで別の路線を走れと言われることもありました。

窓の外に何があったのか、正直あまり覚えていません。操縦に必死で、それどころではなかったのだと思います。

FIRE直後の景観

FIREをしてからは、まるで異なる景観が広がります。

まず、僕はその電車を降りました。

地面に直接足を下ろした瞬間、土の感触が足裏に伝わってきて、強い解放感がありました。

レールはなく、時刻表もなく、どこへ向かってもいいし、立ち止まってもいい。そんな場所に降り立ったのです。

空は広く、風がそのまま肌に触れます。

天気は安定しています。

基本、晴れの日が多く、でも市況が悪ければ、薄曇りになります。ただ、どこかに必ず光が差しています。夜間は引き続き、綺麗な星が見えるとの予報です。

時間は午後3時ごろで、太陽は少し西に傾いています。

とはいえ、急かされることのない、穏やかな流れのなかにいます。

FIRE生活、その後の情景

しばらく歩くうちに、レールも電車も完全に視界から消えました。

あれほど大きな存在だった音や振動はなく、静かな広がりだけが残っています。

ここは、山があり、川があり、草木が一面に広がるフィールドです。

空気は澄み、光は柔らかく、歩いていて初めて、足元に花が咲いていて、その周囲をミツバチが飛び回っています。

興味のまま、花を手に取ったり、香りをかいだり、誰かと一緒に歩き、同じ景色を眺めることもできます。一人で静かに歩くこともできます。

振り返れば、自分が通ってきたところには、細い道が残っています。

不安になれば戻ってもいいし、違う方向へ進んでも構わない。なので迷うこともなく、急ぐ必要もありません。

変化したこと

このフィールドに立ってから、自分の五感が少しずつ戻ってきました。

レールの上にいた頃にも同じものはあったはずですが、当時は操縦に必死だったので、花の香り、鳥の声、地面の感触、空の色の移ろいに気づく余裕はなかったのです。

これほど居心地が良い世界にいると、ゴールドを求めて西部開拓をする気も起きません。

もはやレールの上に二度と戻らなくても良い、そんな感覚になっています。

終わりに

あえて情緒的に、「天国があるとしたらどんなところだろう?」と考えるようなノリで、FIRE後の情景を描いてみました。

この描写では多くは比喩を含めています。

例えば、レールは競争を前提にした資本主義の仕組みであり、ゴールドラッシュは成功、乗客は他者による評価軸です。

天気は自分の財務的な状況や見通し、太陽の傾きは人生の残り時間を示しています。

前の記事では「健康・お金・時間」というインフラ資産がFIREを作っていると書きましたが、まさにそれら資産が作り出す心の情景だとも思います。

FIRE後の、その緑豊かな情景のなかで、「どこに立ち止まって、どんな肌触りを確かめたいと思うか」を自由に決めて、体験できるフィールド、それが僕の感じるFIRE後の感覚です。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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