今日は、FIRE後の生活を通じて僕が実感した「お金の不安をなくす決定打」について綴ります。
お金を増やすことに集中していたFIRE前も、実際にお金を使い始めたFIRE後も、お金の不安は形を変えながら常につきまといます。
特に入金力が大きく落ちるFIRE後は、不安への向き合い方を間違えると、日々の生活そのものが息苦しくなり、お金以外の大切なものに意識が向かなくなってしまいます。
入金力が落ちるという現実
僕は50代で完全リタイアしました。
当時はサラリーマンとしての収入もピークに近く、FIRE後の収入下落はかなり大きなものでした。
しかも、サラリーマンに戻るという選択肢は最初から考えていませんでした。
だからこそ、「資産が減ること」への不安は、単なる数字の問題ではなく、生活そのものが揺らぐ感覚として重くのしかかっていたのだと思います。
資産額では不安は消えなかった
FIRE後に気づいたのは、お金の不安は「資産が足りるかどうか」では消えないということでした。
不安の正体は、むしろ「限界が見えていないこと」だったと感じています。
相場が大きく崩れたとき、資産はいくらまで減るのか。その状態で生活はどうなるのか。
ここが曖昧なままだと、資産額が増えても不安は静かに残り続けます。
限界を定義するという作業
そこで僕がやったのは、「最悪ケース」をあえて具体的に想定することでした。
・経済恐慌などに遭遇した場合、資産はどこまで毀損するのか(暴落シュミレーション)
・その状態でも生活を続ける手段はあるのか(サバイバルプラン)
この作業によって、「限界も見えるし、対策もある」という資産の構造がはっきりしました。
「限界でも対処できる」という感覚
正直に言えば、資産が大きく減る想定は気持ちの良いものではありません。数字を見るたびにショックも受けました。
ただ、そのうえで最悪の場合でも、
・贅沢をしなければ基礎生活は維持できる
・生活コストの低い地域や海外という選択肢がある
・どうしても必要なら少し働く余地もある
といった具体策まで落とし込めたことで、「構造的に破綻しない」、「破綻しても立て直せる」という感覚を持てました。
この時点で、不安はゼロにはならなくても、人生を左右するほどの存在ではなくなりました。
終わりに
お金の不安をなくす決定打は、相場次第で収入がどう増減するかを追いかけることではなく、資産の限界に正面から向き合うことでした。
資産が毀損するリスクを理解し、その結果を受け入れたうえで、対処可能な方法を持っておく。この状態になって初めて、お金は「常に意識し続ける対象」ではなくなります。
その結果、健康のこと、時間の使い方、人間関係、新しい体験など、お金では直接解決できないものに、自然と意識が向くようになりました。
僕にとってFIRE後のお金との向き合い方は、増やす技術よりも、限界を受け入れる覚悟だったのだと、今は感じています。
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