FIREは万人に有効か? ~FIとREを分けると見えてくる答え

2026-02-06

経済的自由・FIRE

t f B! P L

FIRE生活も4年目に入り、当初抱いていた理想やイメージと、実際の生活とのあいだにあるズレが、かなり言語化できるようになってきました。

今日はその中でも、「FI(経済的自立)」と「RE(早期リタイア)」は本当に同じ価値を持つものなのか、僕自身の実感をもとに振り返ってみたいと思います。

かつての僕は、FIとREがそろって完成形、つまり「お金x時間」の可処分を最大化し、サラリーマン時代に先送りしていたことを一気に回収する生き方こそがFIREと考えていました。

しかし4年経った今、その理解はかなり変わっています。

価値観の前提:FIとREは同じではない

まず大前提として、FIとREは性質の異なるものです。

いまの僕の整理では、こうです。

  • FI(経済的自立):年齢や価値観に関係なく、辞める・辞めない・戻る・働き方を変える、そのすべてを可能にさせる客観性のある「選択肢のインフラ」

  • RE(早期リタイア):「仕事をしない」という状態が生み出す「可処分時間」や「ストレスフリー」などの「一つの状態」でありその価値は主観性に左右される

この違いを踏まえると、FIREの捉え方は大きく3つのタイプに分かれると感じています。

タイプ1:FI=RE(セットで完成するFIRE)

まずは、「FIとREがそろってはじめてFIREは完成する」という考え方です。

十分なお金を持ち、仕事から解放され、自由な時間を自分の裁量で使える状態。

FIREを目指していた当時の僕も、このタイプにかなり近かったと思います。

FIでお金の不安を消し、REで時間を確保し、「お金×時間」を最大化して、先送りしてきたことを一気に回収する。

とても分かりやすく、合理的なモデルです。

タイプ2:FI<RE(REそのものが価値)

一方で、FIRE後にさまざまな人を見ていくなかで、別の価値観も理解するようになりました。

それは、「仕事をしない選択肢を持てること」そのものに幸福を感じる人たちです。

何かを成し遂げたいわけでも、明確な目標があるわけでもない。ただ、働かなくてもいい状態で、穏やかに日々を過ごせることが現役時代と比較して圧倒的に心地良い。

REをゴールと捉えるこの在り方も、自然で、否定されるものではないと感じています。

このタイプでは、FIはREを実現するための手段であり、価値の重心は明確にRE側にあります。

タイプ3:FI>RE(選択肢を持ち続けるためのFI)

そして4年経った今、僕自身はこの3つ目のタイプに立っていると感じています。

このタイプでは、FIは目的ではなく「人生のインフラ」です。

REはゴールではなく、数ある選択肢のひとつにすぎません。

辞めることもできる。働くことも選べる。一度辞めて、また別の形で関わることもできる。

そして今の僕は、3つ目のタイプに落ち着いています。

重要なのは「REしたかどうか」ではなく、選択を固定せず、行き来し続けられることです。

つまり、辞めることも、働くことも、別の働き方を選ぶこともできる(もちろんサラリーマンに戻る気は全くありませんが・・)。

これは自由の定義が変化したのだと思います。

以前は「お金x時間の最大化をもってやりたいことをやれる=自由」としていたものが、「やりたいことを行き来し続けられる状態=自由」と再定義しています。

ちなみに、FIRE後まず優先したのは50代という年齢を意識した「いましかできないこと」でした。

老齢の母への親孝行も今しかできないかもしれませんし、若い時にしかできない冒険やスポーツも同じです。

その背景にあるポリシーは「やりたいこと」より「やらねば後悔すること」を重視するようになり、そこをFIという土台によって突破することです。

これまで4年以上に、次の4年間は柔軟で臨機応変なライフスタイルを重視しています。

終わりに

FIREは「極端な生き方だ」と揶揄されがちですが、馬鹿にされるものではありません。

FIは選択肢をもたらす普遍的インフラであり、REは時間という資源を生むものです。

20代、30代の方で、「仕事が好きだから生涯現役だ」、「FIREは暇でしょうがない」と、FIREをFI(経済的自立)も含めて切り捨てるのは最悪の選択だと思えます。

人生の状況は10年も経てば簡単に変わるし、REは想像より早く来るかもしれません。

だからこそ、「FIREを切り捨てずFIだけは目指せ」と今の僕は思います。

FIREを分解してフレームワークとして使うことは、現実的で多くの人にとって意味のある概念になる・・そう4年経ったいま、確信しています。

だって「その都度やりたいことを選び直せる=自由」は、人生後半でやり直しのきかないステージともなれば、より大きな価値になるからです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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