お金がなくても楽しく過ごせる人の3つの共通点

2025-12-15

お金

t f B! P L

先日、「お金がなくても楽しく過ごせる人の特徴」という記事を目にしました。

そこでは、①健康であること、②人間関係が良好であること、③自由であること(自分で自分の人生を決めること)、という3点が挙げられ、「お金は一定ラインを超えたら幸せには直結しない」とまとめられていました。

お金がなくても老後を楽しく暮らせる人の共通点3つ

FIRE生活を送る僕にとって共感できる部分が多い一方で、少し整理が足りないとも感じました。

今日はこの記事のポイントを簡単に整理しつつ、僕なりの視点を加えて考えてみたいと思います。

記事の主張:幸せを決めるのはお金以外の3要素

記事が伝えている核心はシンプルです。

人は「健康」「人間関係」「自由」が確保されていれば、多少お金がなくても幸せに暮らせる、という考え方です。

確かに、病気で体が動かなければ、やりたいことはできません。

人とのつながりがなければ、喜びも不安も一人で抱え込むことになります。

また、選択肢が極端に制限された状態では、将来に希望を描くことも難しくなります。

この点については、僕もまったく異論はありません。

若い頃の「お金がない」と今の「お金がない」は違う

ただ、僕が引っかかったのは「お金がなくても」という表現の広さです。

僕自身、若い頃はお金がさほどなくても不安はありませんでした。

若ければ若いほど「お金に困窮する老後‥」を自身の問題として想像しずらく、また若い時は「将来に対して夢が大きい(=選択肢が広がる)」という感覚もあるからです。

年齢を重ねると、老後の暮らしぶり、人生の残り時間や体力の限界を意識するゆえ「お金がない」は、単なる不便さではなく、将来への不安や選択肢の閉塞になるからです。

つまり、「お金がなくても不安がない」という状態は、年齢や環境によって成立条件が大きく異なるのです。

「最低限のお金」は幸福の前提条件だと思う

以上の通り、お金というのは年齢や環境条件で異なる役割りになるわけで、それゆえ「お金は幸せの主役ではない」とは強く思います。

ただ、それでも「幸せの前提条件」だという点は否定しません。

生活が成立しないほどお金がない状態は年齢に関わらず不安に直結するので、「健康、人間関係、自由」を求めたり維持したりも困難です。

住む場所、医療、移動手段、選択の余地・・これらを下支えして「安心」をもたらすのは、やはりお金です。

だから僕は、「お金がなくても幸せ」という表現よりも、「生活が保障される最低限のお金があったうえで、それ以上は健康・人間関係・自由の質が重要」と捉える方が現実的だと感じています。

終わりに

世間で言われる「お金がなくても幸せ」という言葉はその通りです。

ただ、最低限の生活資金すら確保していない段階で「お金がなくても幸せだ」と真に受けて散財したりすることは危険で、一定の資産を作るまでは「お金は大事だ」と正面から認識することが不可欠です。

生活が行き詰まらないだけ最低限の資産ができた後こそ、お金だけではなく「健康・人間関係・自由」を大切にすることが重要です。

ただ、その「最低限の生活資金」というのが曲者で、人によっては「贅沢三昧ができる状態」をもって「それが最低限だ」と言います。

お金が無くても楽しいというより、その「最低限」をどうコミットできるか(開き直れるか)が、案外、大事なのだとも、個人的には思っています。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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