FIRE後の生活は本当に豊か?~資産と運用の検証結果

2026-02-08

経済的自由・FIRE

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FIREをすると生活は確かに大きく変わります。

ただそれは、「自由になった」というより、何をもって豊かと感じるか、その軸が変わったことが大きいと思います。

サラリーマンの頃は、「お金を増やす=豊かさ」という資産観でしたが、前回の記事で書いた通り、「お金・健康・時間」という3つの資産が豊かさを生み出す根源だと記述しました。

今回は、そうした資産観をもって、実際の生活でどうそれら資産を運用し、4年間で何が起きたのか、仮説と実証を振り返ります

資産①:お金~防衛的運用

仮説:お金にとらわれない資産運用

FIRE後、年収や資産額は優位性を示すモノサシではないと感じています。

実際、リタイア以降、お金を貯めても、お金を使っても、それが直接的に豊かさに結び付いている感覚がありませんでした。

まずもって、お金にとらわれている時点で豊かさを感じるとも思えません。

それゆえFIRE1年後ぐらいからは「お金にとらわれない状態を作ってみよう」と思うようになりました。

「お金にとらわれない」とは、お金に無頓着になるとか、支出増減を気にしない達観さとも違います。実態でいえば逆で、徹底的に「お金とは」を考え切ったと思います。

FIRE直後、資産が減る不安から攻めの投資に傾いたり、でもすぐに「投資家になるために早期リタイアしたのではない」と本末転倒さに気づいたり。

その後、お金の不安を取り除くために資産毀損のシュミレーションをしたり、資産管理を徹底したり、ポートフォリオを考え抜いたり、沢山なことをしました。

結局は、資産クラス、通貨、使途目的を分けて、お金は「勝ちにいくより、致命的に負けない」という資産構成に徹しました。

こうしてお金については守備的な資産運用をするかわりに、お金以外の体験や遊びに対して攻撃的(というか積極的)になりました。

お金の防衛力を上げることで、結果、人生の選択肢が増えた感覚です。

資産②:健康~維持より増強

仮説:健康は維持では足りず、増強して初めて資産になる

健康は誰もが重要だと知っています。

実際「そう、健康は重要だ。」と理解し、それで終わってしまいます。

そんな落とし穴があると思い、FIRE2年半も経った頃から、体力を徹底的に増強してみようと振り切ってみました。

飲酒習慣を見直し、週5,6回から週2,3回に減らし、ジムは週3~4日がほぼ毎日に。内容も、健康維持のためのランニングから、かなり筋トレにシフトしてきました。

結果、定期的な数値モニターをしていると、体脂肪率は割と低いまま、体重は2キロほど増えましたが、全体の筋肉量(KG)も同等に増えています。

これは基礎代謝が高まったということです。

リタイア直後は10回に届かなかった懸垂も今は20回ほど連続してできるようになったり、腹筋も100回を何セットもやっていたりと、少しずつ増やしてきました。

数値も筋力も変化し、生活での気力や行動の立ち上がりも、明らかに軽くなったと感じます。

大事なのは、健康そのものよりも、「当たり前を当たり前で終わらさず、試してみる」という姿勢だと思っています。

果たしてサラリーマンの頃はここまでストイックにできたかといえば疑問ですが、僕にとっては、これはFIREしたがゆえに取り組めた、いわばFIREのメリットだと感じています。

資産③:時間~量も質も大事

仮説:時間は量より「使い方の軸」で豊かさが決まる

早期リタイア後、可処分時間は確かに増えました。でもそれ自体が豊かさを生むわけではありません。

現に、リタイアで得た可処分時間を豊かさに変換させるため、「何かに夢中になる」に時間を使ってみました。映画や本、ネットなどです。

するとあっという間に時間は過ぎ、時間を損した気分になることもありました。

試行錯誤の末にしっくりきたのが、「誰といるか」と「誰のために使うか」という2軸(4象限)で居心地の良さを確保することです。

一人の時間と誰かと過ごす時間。自分のためと、誰かのための時間。この配分を自分なりに調整しながら日々を過ごすと、時間の質が安定してきました。

いまの僕にとって心地良いのは、

人×誰かと=7:3、自分のため×誰かのため=3:7

孤独(というか内省)の時間が重要ゆえ、前者は7:3の比率となっています。今後、年齢を重ねるほど、この比率は変えていく(誰かとを増やすべき)とも思います。

自分のためより「誰かのため=(人に貢献する時間)」が7と多いのは、人が喜ぶことをやると(例えば、親孝行の一環で母親を喜ばそうとするなど)、その動機が原点に新たな体験が生まれるからです。そかもしれは、自分が「やりたいこと」としていた計画にはない想定外のモノや方向に広がります。

こうした2軸の比率を自分基準で居心地よく確保すること(できること)が自分にとっての「WELL-BEING」で、誰かのためにやったことが想定外の方向に広がる体験が「Happiness」になっていると、最近は感じています。

幸福感はどこかにころがっているというより、この2つの軸を使って最適に運用するなかで生まれてくるというのがいまの結論です。

終わりに

FIRE後の生活は、自由をどう使うかという話ではありません。

ましては「お金がたくさんあればFIRE後も暇にはならない」とか「お金があれば自由を感じる」というのも必ずしも正しいとは思いません。

大事なのは豊かさを生んでくれる資産が何で、それをどういったポリシーで運用するかであって、それを自分の基準で決めて運用することです。

僕にとっては「お金・健康・時間」という資産を、それぞれの仮説と検証をしながら運用し、4年をかけて自分なりの回答にたどり着きました。

普遍的な正解があるわけではない(誰もが自分のなかに固有の正解を持っている)はずで、どのような形であれサイズであれ、自分で定義運用しながら見つけるしかないと思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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