もう1年以上前から「自分は貧乏になった」と感じる場面が増えました。
無職リタイア民であるとか、使い込んで生活が急に苦しくなったわけではありません。
東京生活をしている日常のあちこちでそんな「貧乏感覚」を突きつけられる瞬間があるのです。
築地で感じる、価格ではなく距離感
リタイア後は平日の午前など、人混みの少ない時間を狙って築地場外に行くことがよくありました。
そこで海鮮丼を食べることが楽しみの1つです。
ですが数年前から「客層が変わった」と感じます。
特に1年前ぐらいからは外国人観光客ばかりで日本人はまばらです。
かつて3000円前後だった海鮮丼は5000円を軽く超えています。
それでもインバウンドで来る外国人観光客は躊躇なく注文し、満足そうに食べています。
旅行で贅沢をしたい気持ちは理解できるのですが、ただ、「この海鮮丼で5000円越えは無い・・・」と、日常のリタイア民感覚で見てしまうと食べる気にはなりません。
いつの間にか海鮮丼たちとは距離ができていると気づきます。
都内の日常に入り込んだ“旅行者の金銭感覚”
また、この1年ほどで変わったのは、都内のモールや大型スーパーなどのフードコートです。
ここにも普通に外国人観光客が来ています。
物価高の海外から見れば日本の食事は「安くて美味しい」ので、爆買いならぬ爆食いするのでしょう。
先日、讃岐うどんの某チェーン店である「は〇まる」に行った時のことです。
僕は悩んだあげくトッピングをケチって「野菜かき揚げ」を1つだけ乗せて列で待っていました。
すると隣の外国人観光客は最高値のトッピングである「大海老天」を5つ、キャノン砲のようにうどんに乗せていたのです。
フードコートで食べるからには外国人観光客とはいえ節約か、、と思いきや、豪華に消費しているのを見ると「自分(というか日本人全体的に)貧乏になった」と思います。
終わりに
結局、築地場外の海鮮丼が5000円越えだったり、「は〇まるうどん」もトッピングを豪華に乗せれば1000円越えだったりは、「払えない」わけではありませんが、決して選びはしません。
だったら、スーパーマーケットで、半値で「トロ、ウニ、イクラ、真鯛」の刺身を買って自宅で酢飯に乗せて食べます。材料費で2000円もかかりません。
この感覚は「いくら美味しいとはいえ外国人価格で買いたくない」ということですが、それが「貧乏」という感覚と紙一重だと、モヤモヤ感がいつもあります。
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