FIRE時点での収益源構成は、リタイア後のメンタリティーに大きく影響すると考えています。
例えば、「給与所得だけでFIREした人」と「投資収入が多い人」では、同じ資産額であっても、お金に対する安心感や使い方の姿勢は変わってくると思っています。
そこで今回は、僕自身の収益源構成と、FIREで得た2つの気づきをまとめてみます。
僕のFIRE資産の収益構成
リタイア時点で収益源は「①生涯年収:②会社制度:③投資 = 5:2:3」です。
会社制度を切り出したのは、転勤生活が長く、それに伴う勤務手当や家賃補助などの影響が無視できない規模だったためです。
①生涯年収:転勤がなかった場合に得られていた本来の生涯年収(給与+退職金)
②会社制度:転勤に伴う各種加算額や補填等
③投資:金融投資と不動産投資の全て
となります。
気づき①:追加の収益源は“FIRE可能性”を大きく押し上げる
結論から言えば、②会社制度と③投資がなければ、僕の早期リタイアは成立しませんでした。
①生涯年収だけを起点にすると、リタイア時点の手残りは実質「退職金レベル」だったと想定します。
家計支出はその家族生活や生活の仕方で変わりますが、特に僕の場合は、子育ての費用(息子2人)、離婚時の影響(財産分与とその後の養育費)が、恐らく独身生活を送っていたケースより日常の生活コストとして上乗せされていると思います。
なので、可処分資産はそこまで残っていたとは思えません。
結果として、転勤による加算収入と、そこから生まれた投資の積み上げがなければFIREには到達できなかったというのが率直な実感です。
気づき②:収益源からのリタイア後のメンタル
収益源の構成比は「5:2:3」でしたが、この内訳は、リタイア後の心理に直接影響すると思います。
各区分に対する僕の解釈と感覚は、
生涯年収(5):自分の労働の積み上げなので「使っても後悔しにくい資金」となる
会社制度(2):転勤という負荷への「対価」で、転勤がプラス経験でもあるとの感覚ゆえこれは心理的には「ご褒美に近い資金」となる
投資(3):市場の変動や運の要素を含むため、どうしても「みずもの」の印象がある資金
この「資金の性質の違い」が、リタイア後のお金の扱い方に反映されていると思います。
興味深いのは、7割(①+②)が労働由来の安定収入だったわけですが、僕自身の資産運用でのポリシーである「金融資産は安全率7割*」でのメンタリティーと一致しています。
*社債やドル建て年金保険など、発行体リスクはとるが「満期を迎えれば着実に増える」という安全資産構成が全体の7割
終わりに
今回は、僕自身の収益源構成から見えた2つの気づきをまとめました。
FIREという結果は、どんな収益源でその資産が形づくられたかによって、見える世界も、リタイア後の心理も変わってくると思います。
収益源の比率は単なる数字ではなく、また、そこに正誤もありません。
あるのは、その人の人生の歩み方が反映された「人生の決算書」のようなものです。
「どんな道を通ってそこに来てその構成となったか」が心の奥に残るので、その構成が安心感や価値観などに影響していると思います。
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