都会人による「地方グルメの店選び」

2025-11-21

アーリーリタイア生活 旅行

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アーリーリタイアから4年、日本各地をたくさん旅行してきました。

そんな旅での楽しみの一つは「食」です。

都心に住む僕は、普段から東京でグルメ開拓をしていますし、地方でも「その土地ならではの美味しいお店や食に出会うこと」が旅の大きな楽しみになっています。

ただ、困るのは東京で培った「店選びの感覚」が地方ではうまく機能しないことです。

今回は、これまで地方で食べ歩いた経験から得た気づきと、現時点の自分の「地方グルメ開拓」についての思いを綴ります。

① 東京での基準は地方では当てはまらない

東京では、お店の外観の清潔感や暖簾の整え方など、入り口の雰囲気で店のクオリティがある程度推測できます。

しかし地方では、この基準はあまり役に立ちません。

外観が素朴でも、店内は清潔で料理は驚くほど丁寧・・そんな店が少なくありません。

「なぜ入口まで気を配らないのだろう?」と思うこともありますが、地域では外観よりも地元の常連に応えることが優先されるのだと感じています。

② レビュー文化の差が大きい

東京では、レビューを見れば味、価格帯、サービスまで大体わかります。

一方で地方では、口コミがゼロだったり、偏った評価が目立ったりして参考にしづらい場面が多いです。

実際、ニュースで「ぼったくり店」と報じられた店でさえ、その口コミでは「ローカルガイド」という人が数名、高評価をつけていたり、レビューの質にバラつきがあるのも事実です。(書き込み報酬を受けているのかもしれませんね)

とはいえ、レビューが少ない店でも地元の常連に愛されている良店が多く、「口コミが当てにならない」というのが地方ならではの特徴であり難しさだと感じています。

③「地元系チェーン」は意外と安定感がある

旅先では全国チェーンには入りませんが、中規模都市にある「地元系チェーン」は別です。

地元で複数店舗を展開しつつ、地元の食材やメニューにこだわる店が多く、値段も手頃で味も安定しています。

店舗名に「○○(xx通り店)」というような、あえて複数店舗を展開しているチェーンだとわかるネーミングにしているので、判別しやすかったりします。

こうした店は、地元を盛り上げようと地元の食材を使うメニューも多かったり、値段も手ごろで、料理の味も安定していて、外れが少ないと感じます。

観光客にも地元客にも開かれた“中間的な存在”として、かなり使いやすい選択肢です。

④ 市役所周辺の店は「地元の日常」を味わえる

地方都市の市役所周辺は、地元ビジネス客が普段使いする良い店が集まっています。

価格はやや高めでも、味もサービスもビジネス客を納得させられる品質を保っています。

そうしたお店では、団体席でややにぎやかな場面もありますが、その「地元サラリーマンの平日日常感」に触れられるのは旅行者にとって貴重な体験です。

また、地元ビジネスマンの会話が聞こえてくると、時々、首都圏からの転勤者だとすぐに分かる人もいたりします。

そういった首都圏から来られて地方に住んでいる方は、感覚的に、こちらの疑問にもわかりやすく回答してくれて、とても頼もしい情報源だったりします。

こうした店舗は価格はやや高めでも、地元のお袋系の味から、都会にもある一般的なメニューまで豊富で、少し現地の旅に疲れた頃に出向くと、ほっとするし、旅の満足度も上がります。

⑤ 上品でエレガントな隠れ家は美味しいが “旅らしさ” は薄れる

旅先では時折、上品な「隠れ家的なお店」を見つけたりします。

一般に、地方のお店は店舗の中が見えない作りが多いなか、こうした店は、店舗入り口から中の様子がみえる設計に、あえてしているようです。

すると、洗練されたカウンター席に気品ある老夫婦が座って食事をしていたり、ワインボトルが置いてあったり、落ち着きあって、とても気になります。

ただ、こうしたお店の問題は、その地方に特化しないメニューも結構多かったりします。

お勧めという看板には、「〇〇(別の地方都市名)の日本酒仕入れました」とか「〇〇港直送のxx」とか、全国の良い食材を集めて提供する形になっているので、ローカル食に出会いたい僕にとっては、「せっかく旅行先に来ても、別の地方の味を食べるのでは・・」と、少し残念になります。

ただ、そうしたお店のオーナーは、首都圏で店舗を経営したり修行を積んで、その地方に戻る(あるいは移住する)という方も多くk、オーナーからの話がおもしろかったりします。

きっと地方にプチ移住したら、こういったお店に高い頻度で通うだろうな~と想像しながら、地方で食べる、別の地方の食材を、不思議な感覚で楽しんだりしています。

終わりに

地方でグルメ開拓をするには、東京生活で使っている判断基準はそのまま使えません。

それゆえ、毎回、ちょっとした冒険気分を味わえます。

「FIREして毎日何をしているの?」

そう質問されたら、こうした地方グルメ開拓の気づきもエピソードとして話したりします。

日本は広くて、魅力的な地方も沢山あるし、地元愛の深さもそこにはあって、今後もグルメ開拓を通じて垣間見たいと思っています。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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