アメリカのコストコ(COSTCO)の激安肩透かしエピソード

2025-09-05

アーリーリタイア生活

t f B! P L

8年ぶりにアメリカ本土を旅行しました。

出発前は「アメリカは物価が異常に高く、日本の感覚では買い物なんて無理だ」と警戒していました。

ですが実際に滞在してみると、少し違う印象を持ちました。

結論から言えば、贅沢や体験は高いけれど、日常品は工夫次第でまだ抑えられるということです。

今回、オレゴン州に住む友人宅に滞在しながら、地元のスーパーやコストコを利用して見えてきた「日常生活レベルの日米比較」を綴ります。

コストコに見る「守られた安さ」

コストコ(Costco)はアメリカ発祥の会員制スーパーです。

アメリカ全土に580店舗以上、日本にも37店舗を展開しています。

僕が15年前にアメリカで住んでいた頃から人気で、よく買っていたのが「ロティサリーチキン」です。

オーブンでじっくり焼いた丸鶏で、育ち盛りの子どもたちの大好物でした。当時の価格は約5ドルでした。

そして今回、友人宅近くのコストコを訪ねてみると・・驚くことに。。。


約5ドル($4.99)。

インフレや円安が進む中でこの価格を維持するのはコストコの企業努力だと感じました。

さらに日本のコストコを調べると税込で約800円。ドル換算すればアメリカとほぼ同じ価格です。

つまり、コストコに関しては日米どちらでも「安さが守られている」ということです。

物価高だと身構えていた僕は、ここで完全に肩透かしを食らいました。

体験型消費は別世界

一方で、体験型の消費はまったく別世界です。

例えばワイナリーのテイスティングです。

グラス4杯で50ドル。チーズを頼み、チップ20%を加えると1人90ドルを超えました。2軒ハシゴすれば3万円コースとなります。

土地代や人件費、サービス料、そして「体験価値」が価格に乗っているため、日常の大量販売とはまったく別次元の高さになります。円安の影響も重なり、旅行者にとっては強烈に割高に感じます。

しかも、テースティング4杯とはいえ、1杯あたりこんな少量です・・・。

1番高い赤ワインのグラスで頼むと(もっと量は多いはずだが)1杯8,000円になってしまいます。

日本円で換算すると「この金額なら那覇のセンベロでビール32杯飲める・・」と考えると悲しくなるので、途中からはなるべく換算しないようにしました。

要するに、「日常の大量販売」と「体験のプレミアム」は別物で、後者は円安の直撃も受けるため日本人旅行者にとっては強烈に高く映ります。

「暮らすように旅する」と見えるもの

出費のたびに「自分の購買力は世界基準以下だ・・」と落ち込む瞬間もありましたが、幸いにも今回は友人家族が毎晩のように近所の友達宅で開催するホームパーティーに誘ってくれました。

結果、外食とはならず節約になったので、少しゴージャスにコストコでロブスター(1尾2500円ぐらい)を買って調理をしました。なかなかのサイズです。

こうして大きな一軒家の庭でバーベキューを囲み、大人たちはステーキも焼きながらビールやワインをがぶ飲み。子どもたちは庭で走り回ります。

こうした日常に近い形で過ごせば工夫次第で生活支出はぐっと抑えられますし、大きなお家でのゆったりした時間にアメリカの生活は豊かだ・・とつくづく感じました。

終わりに

今回の旅で得た実感は、「高いものとそうでないものを切り分けて考えることが大切だ」ということです。

コストコの食材など、日常を支える商品はまだ手の届く範囲にある一方で、ワイナリーのような体験消費は円安の直撃を受け別世界の価格帯です。

変な観光はせず暮らすように旅をすれば、わりと手頃な予算で可能だと感じます。

具体的には、例えばアメリカのナショナルパーク(国立公園)の年間パスを買って、車でキャンプ場を転々としながらバーベキューセットで食材を焼いてアメリカ各地のビールを飲む・・。そんな2~3か月の旅行でも、割とリーゾナブルになるかもしれません。

「アメリカは物価高で住めない」なんて偏見を持たず、どんな体験にお金を払うか賢く選び取ればやってイケる、と、そんな感覚を掴みました。



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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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