アーリーリタイア以降、毎月、資産を定点観測しています。
今回は、2025年8月末(39カ月目)の資産状況を取り上げます。
資産推移
早速、「金融資産」と「純資産」を個別に分析します。
金融資産の月次推移
金融資産は「現預金、株式、債券、年金保険等」の総額です。
2025年8 月末時点の金融資産は、アーリーリタイア時(2022年5月末基準点)の105.9%と、最高値を記録更新しました。
とはいえ、この3年を超えるリタイア期間、ずっと資産運用をして約6%しか増えていないのは、数値としては見劣りするものです。
ですが方針として「横ばいで十分」と思っているので問題はありません。
純資産の月次推移
一方で、純資産(=金融資産+不動産評価額-借入金)も最高値を記録しました。
こちらはリタイア時点の131.2%です。
純資産が増加した理由は、①不動産評価額の増加と、②ローン返済での借入金減少です。
31%の増加ということで、インフレ以上に数値は増えています。
ただ、あくまで時価評価であり、長期保有を前提とした不動産は売却時点までどうなるか、本当にわかりません。
投資の全体戦略
投資の全体像としては、僕は「金融投資+不動産投資」の二重構造で現役時代から進めてきています。
この2つにアセット分散する理由は、
・金融投資は「現物」に限定 → ポートフォリオは広く分散
・不動産投資は「レバレッジ」の扱い → 住宅ローン(=負債)がBSに入るのを歓迎する
というスタンスです。
金融投資での信用取引(レバレッジ)は何かと制約が多くリスクもコントロールしずらいですが、不動産投資での住宅ローンは制度的にも優遇され、金利的があがったとて強制決済がわるわけでなく、基本、一定の金額を払い続ければ問題ないからです。
投資の基本方針
ただ、投資の基本方針としては、「わからないものには投資しない」としています。
これは金融投資も不動産投資も同じですが、両者を比較して、僕は個人的には不動産投資のほうが「肌感」は掴みやすいと思っています。
これまで長年、「ファミリー向け区分マンション」を扱っています。
つまり、不動産投資と言っても多岐のモデルがあって、都内の戸建て、都内の一棟モノ、都内のワンルームマンション、地方の・・・などありますが、僕は前述のセグメント1本です。
その理由は、個人的に、
・戸建ては売りにくい(個性がありすぎる)という「流動性の問題」を感じる
・一棟は手離れが悪い(空室対応やオーナーによる管理稼働が大変)という「負荷の問題」を感じる
・ワンルームマンションは入居者属性が読みにくい(ファミリー層は属性も読みやすい)
というためです。
ファミリー層の場合、東京の不動産は居住地(学校等の教育環境や通勤等の生活利便性)に引っ張られるので、入居者の属性判定やファミリー層という手堅い実需が将来も見込めるので、「人口減」や「入居者」といったリスクヘッジを自分なりの体感でやり易いからです。
終わりに
リタイア後は月次で数値をトラッキングし、さほど、アセット組み換えやらリバランスはしていません。
なので資産運用に充てる時間も多くありません。
世間はきっと「資産最高値」がオンパレードで、ハッピーな人が増えていると思いますし、それはとても良いことです。
自分は引き続きマイペースで進めていきます。