投資は正義、投機は悪?~FIRE後こそ投機が良い理由

2025-09-05

アーリーリタイア生活 投資

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「投資は正しい、投機は危険だ」という言葉を、僕たちはよく耳にします。

確かに資産形成を目指す段階では投資が圧倒的に合理的ですし、僕もサラリーマン時代は長期投資を軸に資産を積み上げてきました。

しかし、FIREを実現した今、逆に「投機的な取り組み」に興味を持つようになりました。

今回はその理由を整理してお伝えします。

投資と投機の違い

投資は、長期的に価値が高まると信じられる対象に資金を投じ、時間を味方にリターンを得る行為です。

株式やインデックス投資などが典型例です。

一方、投機は短期的な値動きや不確実性を利用して、比較的早く成果を得ようとする行為です。

ギャンブルに近いと揶揄されることもあります。

重要なのは、両者は「正しい・間違っている」という道徳的区別ではなく、「時間軸」と「リスクの取り方」の違いにすぎないという点です

サラリーマン時代は投資が合理的だった

僕が働いていた時期、投資は合理的でした。

日々の仕事に追われ、資産運用に多くの時間を割く余裕はありません。

だから、長期的に成長や価値が期待できる対象に資金を投じ、あとはじっと待つスタイルが生活に合っていたのです。

「投資は善」ではなく、「当時の生活に合った合理的な選択」と言えます。

日々の仕事や生活に集中しつつ、資産形成も両立できました

FIRE後に投機が意味を持つ理由

では、FIRE生活を送る今、なぜ投機に関心が向くのでしょうか。

それは生活リズムと心理の変化によるものです。

自由な時間が増えると、「早く結果を見たい」、「挑戦の手応えを感じたい」という欲求が自然に生まれます。

長期投資は結果が出るまで待つ必要がありますが、投機は短期で成果を確認できるため、この欲求に応える手段になり得ます

空き家リノベを投機的に楽しむ

僕がイメージする「投機」は、必ずしもお金を増やすことが目的ではありません。

長期的に価値を育てる投資とは異なり、短期間で不確実性を体験しながら結果を確かめる感覚の行動です。

例えば、今取り組んでいる「空き家のリノベ」がそれにあたります。

現役時代の僕だったら、時間も無ければDIYも苦手で、あまりにハードルが高すぎます。なので絶対に手を出さない案件です。

しかしFIRE後は時間も余裕もあり、なにより失敗も含めて経験として楽しめます。

そこで余剰資金を使いながら空き家の改造に挑戦し、「自分の好奇心に沿った改造を楽しみつつ、家の資産価値も上げる」というプロセスを実践しています。

結果がどうなるか分からない未知の領域だからこそ、作業そのものから得られる刺激や学びが大きく、短期的・投機的な要素を存分に楽しめるのです。

お金儲けが主目的ではなく、挑戦の過程そのものが価値になっています。もちろん価値向上させて高く売れれば、その結果に更に満足すると思います。

終わりに

投資は正義、投機は悪。そんな単純な見方は、資産形成期には役立ちますが、FIRE後の人生には窮屈です。

僕にとって投資は、サラリーマン時代の資産形成を支えた合理的手段でした。

今のFIRE生活でも投資(ほったらかし投資)は続けていますが、これに加え、投機的な活動で生活に彩りを加えています。

FIRE後の投機は、決して浪費ではなく「能動的に挑戦し、遊びながら学ぶ行為」として成立するからです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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