FIREを達成した人たちを観察していると、ある共通点が浮かび上がってくると感じています。
世の中では「高収入だから」「投資が上手だから」など表面的な理由で説明されることが多いですが、実際はもっと根本的な思考や行動の姿勢が影響していると思うのです。
今日は、僕なりに考える「FIRE達成者の共通点」について整理してみたいと思います。
環境を言い訳にせず、自分で状況を設計する
まず1つ目の特徴は、環境を言い訳にせずに、自分で状況を設計する姿勢です。
「景気が悪いから貯金できない」、「職場がブラックだから無理だ」など、外部要因を理由に現状を諦めてしまう人は多いですが、FIREを達成する人はそうした思考から距離を置きます。
彼らは「今の収入の範囲でどう最適化できるか」、「生活コストをどう見直すか」、「投資をどう進めるか」と、自分がコントロールできる範囲に意識を集中させています。
つまり、環境に依存せず、自分の力で「資産形成」をデザインしていくのです。
一見すると地味ですが、長期的に大きな差となって表れます。
目標達成までのプロセスを楽しめる
2つ目は、目標達成までのプロセスを楽しめることです。
FIREの道のりは一朝一夕ではなく、10年単位の積み上げが必要になります。
その過程では、節約や投資の学習、日々の小さな改善や忍耐が欠かせません。
もし「我慢ばかり」、「苦しいだけ」と感じて「FIREはムリゲー」と結論づけてしまえば長続きしません。
FIREを実現した人は、そうした過程を「工夫のゲーム」として楽しんでいます。
例えば、支出を見直すことを「生活の最適化」として試行錯誤したり、投資の知識を「社会経済や企業活動の分析や予測」として学んだりします。
つまり、目的地に到達することだけでなく、その道のり自体を自己成長の場ととらえているように見えます。
困難やリスクも「自分の責任」として処理できる
3つ目は、困難やリスクも「自分の責任」として処理する姿勢です。
投資が思うようにいかなかったり、生活の中で予期せぬ出費があったりと、FIREを目指す過程には必ずトラブルが起こります。
そのときに「社会が悪い」、「制度が悪い」、「運が悪い」と他責にするのではなく、「これは自分が選んだリスク」、「どう修正すればいいか」、「こういうことも起こるものだ」と冷静に向き合うのがFIRE達成者の特徴です。
責任を自分に引き受けることで、初めて次の一手を考える力が養われると思います。
結果として、困難を糧にしてさらに強い基盤を築いていけます。
この姿勢が長期的にFIREの成功と維持につながっていると僕は思います。
終わりに
僕なりの主観ですが、FIRE達成者の共通点をまとめると、
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環境を言い訳にせず、自分で状況を設計する
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目標達成までのプロセスを楽しめる
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困難やリスクも「自分の責任」として処理できる
という3つに集約できると思います。
この3つはどれも、単なるテクニックや知識ではなく、生き方の姿勢そのものに関わるものです。
FIREとは経済的な自立だけでなく、精神的な自律の結果として達成しやすいと思っています。
もちろん、そのうえで景気動向や早期退職制度など、さらにFIREしやすい条件がついてくるかいなかの「運」が上乗せされると思います。
「運は味方になれば心強いが、運が無くてもやってやる!」というマインドがあれば、会社を辞めたい(回避型)でも、趣味や夢などやりたい(行動型)でも、きっかけに関わらず時間をかければFIREを達成すると思います。
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