2025年の上半期(1月から6月)の生活費を分析しました。
目的は、「生活費に大きな変動はない」という体感を数値でもって確認しつつ、① 支出適性:内訳ごとに「使い過ぎ」や「無駄」がないか、② 支出傾向:支出額の推移から読み取れること、を把握し対処することです。
今回、その分析結果の備忘録として綴ります。
支出内訳
支出内訳の全体像はこの通りです。また、各項目ごとに概況を記します。
住宅費(34%)
生活費に占める住宅費の割合が34%と最大です。
ただ、リタイア生活では在宅時間が長いですし、居心地よい空間への投資として考えると価値ある支出に思います。
旅行代(24%)
旅行関連費用も生活費の24%と大きなウエイトです。
リタイア後の主要な趣味ですし、これは想定内なので、さほど問題には感じません。
なお、世の中には「旅行なんてすぐ飽きる」という人もいるようですが、僕にとっては知らない場所に行く楽しさも、同じ場所を何回か行っても旅テーマや季節も違えば新鮮に感じます。
教養娯楽費(14%)
娯楽的な支出全般で、主には外食費や遊興費などが多く入っています。
ただ、これも遊興費のような「遊び」ではなく友人等との会話や趣味としてのグルメ目的での飲食が多くなっていて、この支出も価値あるものだと感じています。
下落中の項目
対前年比で大きく下落した2つの支出について記述します。教育費(-100%)
教育関連の支出として、習い事(語学、趣味、資格)は支出がゼロとなりました。
リタイア後の2年間は「学び直し」や「資格取得チャレンジ」が新鮮な活動でした。ですがリタイア3年目となると「勉強時間がもったいない」とか「通学があるので旅行の遠出に支障が出る」と感じるようになりました。
その結果、全て辞めたのです。
ただ「実践的な学び」には時間を割いていて、例えば「空き家をリノベ」もその学び系・挑戦系のプロジェクトの1つで、YOUTUBEをみながらセルフで取り組んでいます。
交際費(-22%)
交際費も支出額が大きいので減少率は22%と少ないながら金額的には割と減りました。
その理由は親孝行の減少です。母親の高齢化(80半ば)で、以前より外食に誘っても本人が行きたがらない等で回数も減れば、食事の量も減っています。
経年推移
また、経年推移としては、以下の通りとなっていました。
終わりに
以上、2025年の上半期の生活費内訳と変化を分析してみました。
全体としては「体感と数値にさほど差はない」と感じますし、自分が重視する支出項目に対して比率が大きいといった「価値観=支出内訳」の連動が取れています。
なお、平坦(活動も支出も)なリタイア生活において、こうして経年変化をみれば、やはり小さいながらも「変化」があるものです。
支出を追いかけるということは、日々の生活の実態を数値的に追うことになるので、単に「使いすぎかどうか」の確認ではなく、定点観測から見えてくる自分の変化に改めて気づくことも大事だと思います。
↓