「頂き女子りりちゃん」の面会記事が驚愕だった理由

2025-07-11

アーリーリタイア生活

t f B! P L

高齢男性への巨額詐欺で逮捕された「頂き女子りりちゃん」こと渡邊真衣受刑者。その彼女と面会した記者によるレポートを読んで、これまでにない戦慄を覚えました。

そこには悪意に満ちた狡猾な「詐欺師」ではなく、いわゆる他者の承認なしには自分を保てないといった普通の若い(でも孤独な)女子といった顔だからです。

FIRE(経済的自立と早期リタイア)を通じて「精神的な自由」を求めている僕から見ると、あまりにも対極的な「精神的な依存」で、どこか切実な生き方に映りました。

今日はこの記事で感じたことを綴ります。

記事の概要

詐欺事件で服役中の渡邊真衣受刑者(通称:頂き女子りりちゃん)との面会を記者が記録した記事はこちらです。

騙した「おぢ」は「人間と接した感覚ではない」…頂き女子りりちゃんが留置場で記者に漏らした無慈悲な感情

渡邊受刑者は、被害者への感情を問われ「人間と接した感覚ではない」と答えるなど、驚くほど無感情でありながらも終始ハイテンションで、記者の懐に入る言動を自然に見せています。

好かれるための言動が無意識に身についた様子や、相手に対する執着の薄さ、お金や愛情への価値観のズレが印象的で、彼女の内面に潜む孤独や承認欲求の強さを感じました。

「好かれる力」が生存戦略になってしまった人

頂き女子りりちゃんは、1億5000万円もの大金を複数の高齢男性からだまし取り、そのお金を「推し」であるホストに貢いでいました。

ホストをNo1とするためお金が必要な彼女は、彼女の持つ「疑似恋愛テクニック」をマニュアル化し、SNSで拡散・販売もしました。

僕はマニュアルをみて、男性から信頼を得るノウハウやコミュ力の凄さを記事にしましたが、それはどんな女性でも応用できる明確で簡潔で精緻なものでした。

頂き女子(懲役9年)が真っ当ならFIRE民だったかも

これは彼女が日々やっているコミュニケーションを、「他人が理解できるようわかりやすくまとめただけ」ですが、相当の売り上げを得たそうです。

そうして得たお金もホストに貢ぐわけですが、その動機について記者にこう迫っています。

『今日、あと30万円あったら彼(推しのホスト)がナンバーワンになれるんだ!』って。30万だったら、ソープだったら一日で稼いですぐに使える。それで、昼職やめて、ソープに行って。30万使ったら、次は50万、次はイベントで……と、どんどん、どんどん抜け出せないようになっていったんですね。・・・「私、今まで誰かの役に立ったことがないですし、昼職も楽しくないし、生きがいがない。流されるまま、お金を稼いで、“頑張って”役に立っているというのが嬉しかったし、自分の中で楽しいと思った。

そんな言葉から、頂き女子りりちゃん(というキャラクター)は、「人に必要とされる」ことで自分が満たされたい、その異常なレベルの承認欲求や孤独さを感じます。

たまたま「人の懐に飛び込む能力にたけている」ことで男性に貢がせ、それが詐欺行為となりましたが、本人には詐欺意識があるとも思えません。

きっと「人に必要とされる」という快感のためにやっていることであって、彼女はそこに被害者の気持ちを省みることや善悪を持ち込まず、お金を取れるとこから取る、という行為に徹して疑問も持たなかったと想像してしまいます。

過酷な人間関係が育てた「究極の対人スキル」

なぜ彼女がこれほどまでに「人に好かれる技術」に長けてしまったのか。

記者との面会でも、彼女は初対面の相手に全開の笑顔と明るさで応じ、「目が合った気がする」とあたかも「旧知の関係」を演出した様子をこう記事に書いています。

「え~。裁判来てくれてたんですか~。ありがとうございます。あっ! そういえば目が合ったかも! 目が合った気がします」そう言って、私の目をのぞき込む渡邊被告だが、私が座っていたのは82席もある広い第2法廷の一番奥の席で、被告人席の彼女と目が合うなどということはまずあり得ない。彼女は初対面の私に対し、「あなたのことを認識してますよ」という姿勢で懐に入ろうとしたのだろう。おそらく、意識的というよりは無意識の“反射神経”でやっているように見受けられた。そういった「人に好かれよう」という行動をとっさに取ることはもはや彼女のクセとなっているのだろうか。

これは演技ではなく、彼女の人生に染みついた「職能」のようなものだと感じました。

きっと彼女が育ってきた過酷な人間関係・・たとえばDVやいじめ、否定の中で育つ環境、自分の欲望のため他者の立場を省みない・・など、こうしたいずれか(複数?)に原因があるのではと想像しています。

それは、自分の一言、ちょっとした態度で、状況や自分の身が良くも悪くも一変する世界です。そんな極端な環境で生きていれば、「他人の顔色を読む」力や「相手に好かれる演技を即座にする」能力は、生きるための武器として過剰に鍛えられていくのかもしれません。

だからこそ彼女には「自分が何を思っているか」より「相手がどう思うか」にすべてが従属していく「他者の承認なくしては生きられない」を生んだのではないかと感じました。

愛情のために、1億5000万円を超えていく

さらに驚いたのは、彼女の金銭感覚でした。

頂き女子りりちゃん、が逮捕されるまでに1億5000万円以上のお金をだまし取りホストに使っていたとされています。

普通ならそこにあるはずの「金銭的な罪悪感」や「被害者への思い」が、彼女にはほとんど見られません。そこには、

「人間と接した感覚ではないので」

といった感覚があるそうで、彼女にとってお金は「承認や愛情を得るためのツール」であって、ホストに貢ぎそれで喜ぶ姿をみて「自分が存在してもいい」と思っているのでしょう。

社会常識や金銭感覚は逸脱し、彼女のその「存在価値」や「愛」を求める姿がとても人間的にはリアルで、お金、愛情、生き方、人間関係・・すべてがズレて交差している危うさが悲しみすら覚えます。

終わりに

FIRE生活を選んだ僕は、他人の承認や期待から自由になることで幸運にも「自分がどう生きたいか」に集中して過ごせています。

一方、頂き女子りりちゃんという存在はまるで正反対で「好かれることでしか生きられない」という「精神的依存」にいるのでしょう。

でも実は、程度の差はあれ、誰もが「精神的自立と依存」という間で生きています。常識のさじ加減で「人間関係・お金・感情」のバランスを保っています。

それゆえ、極端な「孤独や愛の欠乏」を満たそうとする精神的依存は、こうしたバランスを脆くも崩して時に犯罪を生むのでしょう。

こうした時代だからこそ、精神的自立を得る・・ということが増々重要になるのだと思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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