なぜ、FIREをしたいの?→そこにある4つの動機

2025-05-04

経済的自由・FIRE

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「なぜ、FIREをしたいの?」

そう聞かれて「仕事を辞めたい」と明確でインパクトのある回答をする人もいれば、「とにかく自由に行きたい」といった周囲からすると理解しにくい内面的な動機まで多様に存在します。

お金や時間が自由になるFIREだからこそ、どんな人生を送りたいか=動機の質が、その後の充実度や継続性に大きな影響を与えるのです。

そこで今日は、これまでFIRE達成者と話したりFIRE界隈のブログをもとに、その「FIREの目的」を独自に整理してみました。

概ね、4つのタイプ(動機)に分けられると思います。

1.離脱型

主な動機は、何よりも「現状から逃れたい」という切実な思いにあります。ブラック職場、過重労働、ハラスメントや人間関係のストレスなど、心身ともに限界に近い状況から抜け出すことが目的であり、FIRE後の生活についての具体的なビジョンはまだ曖昧であることが多いのが特徴です。

想定されるきっかけ

きっかけとしては、上司との重大なトラブルや長期的な体調不良、精神的な不調に加え、職場環境の急激な悪化などが挙げられます。こうした危機的状況を経て、FIREという選択肢が現実味を帯びてきます。

FIREのメリット・・強いストレスから逃れたい

FIREを実現すると、まず圧倒的な「精神的解放感」を得ます。仕事をせずにストレスなく日々を過ごせるだけでも幸福だといったWELL-BEINGの幸福感を味わっています。

2.自立志向型

このタイプの根底には、「自分の力で生きていきたい」という強い独立心があります。会社や組織という枠組みに自分の人生を預けるより、自己決定できる働き方や生き方を選びたいという思いがFIREを目指す大きな原動力です。

想定されるきっかけ

昇進を重ねる中で感じた組織の矛盾、あるいは副業やフリーランスとしての活動を通じて自分の力で収入を得た経験などが大きな転機となります。そうした体験から、「もう組織に依存せずともやっていける」という手応えがFIRE志向を後押しします。

FIREのメリット・・・自由に生きたい

FIRE後には、自分の裁量で仕事を選べるという大きな自由があります。たとえば、自分のスキルを活かしてコンサル業を始めたり、小規模なビジネスを立ち上げたりと、“第二の仕事”に向かうケースも多く見られます。収入のためというより、「やってみたいからやる」といった感覚で、自立的かつ創造的な活動に取り組んでいます。

3.探求型

このタイプは、「もっと人生を探求したい」という内面的な欲求が動機にあります。現状に強い不満があるわけではなく、むしろ安定した職業人生の中で、自分の可能性や創造性を広げたいという思いが強いのです。

想定されるきっかけ

たとえば、人生の節目にふと湧いた「このままでいいのか?」という問いや、趣味や学問などに没頭したときの高揚感などがきっかけになります。これまでのキャリアに満足していても、それを手放してでも“何かを探しに行きたい”という衝動に従うのがこのタイプです。

FIREのメリット・・・人生をもっと味わいたい

FIRE後は、日常のしがらみから解放されることで、自己対話の時間が大きく広がります。旅に出る、学び直す、ものを創る、無形の価値を耕す。そうした探求活動を通じて、「生きている実感」そのものを豊かにしていくことができます。

4.再設計型

このタイプは、「働くか・働かないか」という二項対立ではなく、「もっと別の形で人生を再設計したい」という構想力の持ち主です。FIREを「引退」と捉えるのではなく、「生活の再構築」と位置付けているのが特徴です。

想定されるきっかけ

ある程度のキャリアや人生経験を積んだうえで、「このまま続ける人生に満足できるだろうか?」という問いが生まれることがあります。仕事に疲れたというよりも、「次のステージに移行するタイミングが来た」と感じる瞬間が、FIREを決断する契機になります。

FIREのメリット・・・次の人生を始めたい

FIRE後は、既存の生活をまるごと壊すのではなく、残したい部分と変えたい部分を見極めながら、日々の構造そのものをリデザインできます。家族、趣味や学び、時には新しい働き方など、複数の要素を組み合わせ、自分らしい生活を再構築していくことをします。

終わりに

FIREを志す動機は人それぞれ異なり、「仕事から逃げたい(離脱型)」、「自立したい(自立志向型)」、「人生をあれこれ探求したい(探求型)」、「人生を再設計したい(再設計型)」といった4つの内面的な動機の種類があると思います。

これら分類のどれか1つに該当するというより、複数の要素を誰もが持っていると思います。

ちなみに僕は、「再設計型60%+探求型40%」という感じです。

FIREをしたいという動機は、人生の目的に関連し、そしてFIRE後の行動を司ります。

自分の動機を振り返ることで、FIRE後にどういったことをやっていくべきか、そんな「自分が目指すFIRE後の過ごし方」を構想するのに役立つはずです。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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