FIREのベストタイミングはいつか?
きっと大半の人は「FIRE所要額が貯まった時」と答えるでしょう。
それは1つの正解ですが、実際にFIRE生活に入って痛感するのが、その先の時間の有限さです。
つまり「FIRE後に自由に使える健康な日数」という制約こそ、お金では換算できない大事なものだと改めて感じるようになります。
長すぎる労働期間は、短すぎる健康寿命になるトレードオフにあるので、FIREのベストタイミングというのは、労働日数と健康寿命日数の比率という観点で判断するのも、また別の正解です。
そこで今日は、僕自身の「(FIREまでの)労働日数」と「(FIRE後の)健康寿命日数」を比較し、いわば人生での「労働⇔余暇(健康寿命日数)の交換比率」を計算しました。
僕の労働日数はどれくらいか?
労働日数は厳密な算定が難しいので、ざくっとした日数にしました。
すると総労働日数はおよそ7,600日になりました。
これは、週末を含めない平日総数から、年休(年20日間)および祝日(年平均18日)として算出したものです。
実際はもっと多いはずで、週末出勤、年休の未消化、海外の祝日(日本は世界的に祝日が多い国)などの影響までは考慮していません。
こうしてみると「かなりの数字だ・・」と驚きつつ、次に、FIRE後に自由に使える「健康寿命の日数」を数えてみました。
健康寿命の自由日数は?
日本人男性の平均健康寿命は72歳といわれています。
僕がFIREをしてから自由な状態で健康寿命を過ごせる日数は約5,900日です。
もちろん健康度は個人差があるので、FIREによってストレスの少ない健康的な日々を送るいまは、健康寿命にプラス作用をしていると思います。
加えて、人並み以上に健康には気を遣っていて、毎日のジムも、1人外食をしないルールも(可能な限り自炊)食事管理につながっているので、プラス作用だと思っています。
自由健康日数の獲得効率は?
次に、人生をトータルにみた場合の、「人生の余暇と労働」という効率性を考えました。
つまり、「完全リタイア状態で健康的に過ごせる総日数(=自由健康日数)」という人生の余暇を獲得するために、実質、自分が費やした労働時間という「労働と余暇の交換比率」です。
計算式は、
自由健康日数の獲得効率=自由健康日数(5,900日)÷実質労働日数(7,600)」=78%
つまり、1日の労働で0.78日分の自由健康日数を獲得してきたわけです。
この、交換比率が0.78%・・・1日の労働で約0.8日の自由健康日数を得るのが妥当か?
個人的には、理想的は交換比率が1(現役時代の1日労働がリタイア後の健康寿命1日に相当)だと、根拠なく感じています。
まあ、結果論なのでしょうがないです・・。
終わりに
FIRE生活で大事に感じるのは、お金よりも「時間的価値」です。
今回、自分の「労働と余暇の交換比率」を求めたわけですが、それが約0.8というのは「FIREは遅すぎた」という感覚はあります。
でも、不満もなければ後悔もありません。それは、健康寿命は自助努力で延ばせますし、密度もコントロール可能です。
ちなみに、僕の交換比率が「1」になるには「健康寿命が72歳→77歳」となれば良いわけで、それが僕にとっての「損益分岐点」です。
そんな数値目標を、健康に過ごすモチベーションにしていこうと思います。
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