FIREから3年後の心境~FIREのメリット

2025-05-09

セミリタイア後の心境

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FIRE(経済的自立による早期リタイア)をしてから、丸3年が経ちました。

FIRE前の自分は、「自由な時間が増えること」や「働かなくてよくなること」がメリットだと考えていました。

もちろん、それも間違いではありません。

ですが3年という時間を経て実感するメリットは、もっと深いところにあると感じています。

それは、「すっかり自分の人生の主導権を取り戻した」という感覚です。

この感覚を言葉にするのがなかなか難しいのですが、心境変化としては本質的で永続的なメリットとして、今後も感じると思うものです。

これは理解されにくいものかもしれませんが、あえて今回、3年という月日を重ねて僕が感じるようになった「FIREの本当の恩恵(メリット)」について、3つの観点から綴ります。

時間の主権:自分の意思で時間を使える日々

まずFIREから3年後に感じる大きな心境変化は「時間の感覚」です。

リタイア直後は「自由時間が無限にある」といった解放感を感じましたが、3年も経つと「時間をどう使うかを自分で決められる」という自由を大きく感じます。

たとえば、起きる時間は目覚ましに頼らず、自然と目覚めるタイミングに任せています。

朝も静かに読書をするかジムでの運動でスタートするかもその日の気分次第ですし、旅先の選び方も季節や天候(気温や花粉等)、旬の食材などを踏まえ自分の感覚で決める自由があります。

自由の意味は、これまでも僕はブログで、サラリーマン的な視点で言えば「働いてもいいし、働かなくてもいい」と大雑把な表現で、生活視点では「誰と、どこで、何を、いつするかを、すべて自分で決めている」という感覚として綴ってきました。

この自由を総じて、FIRE3年後の今は「時間の主権がある」という感覚が最も近いかもしれません。

健康の主導権:心身の活力復興

2つ目の、FIREから3年後に感じる大きな心境変化は「健康の感覚」です。

現役時代は、仕事を優先するあまり体調を崩しても出勤し、深夜残業も珍しくありませんでした。健康を犠牲にするのは当たり前のことでした。

FIRE直後は、失った健康を少しずつ取り戻す時間にあてられるようになり、沢山寝ることで自由を感じたり、またリタイアから1年半ほど経った頃から、週に1〜2回だったジム通いが自然と毎日行くように習慣化しました。

そうした状態が更に変化し、ジムについても代謝を維持するための軽い運動から、筋力を意識したトレーニングに取り組んでいます。

食生活も、栄養バランスや食材の質に気を配るようになり、そうした小さな積み重ねが、自分の健康を「自分の意思で管理している」という主導権感覚につながっていると思います。

人間関係の選択権:意味あるつながりだけが残る

3つ目の、FIREから3年後に感じる大きな心境変化は「人間関係」です。

FIRE直後は、会社の人間関係が自然と整理されていき、そして2年目くらいまでは疎遠になっていた旧友に連絡をとって以前のような友人関係を少しずつ再構築する時間がありました。

そして3年が経った今では、そうした友人とは年に数回、近況を報告し合うだけでも十分に居心地よく、満ち足りた関係が保たれていると感じます。

利害や肩書きにとらわれない関係を築くことができていて、年齢やバックグラウンドもさまざまですが、「なんとなく気が合う」、「話していて楽しい」といった直感が基準になり、それが自然体で心地よいのです。

FIREによって、誰とつながりどう関わるかを自分で選べるようになったこと、それが、「人間関係の選択権を持っている」と感じることです。

終わりに

このように、FIREから3年経った今、当初感じていた「自由になった」という感覚は、もっと深く、静かで、内面的な実感へと変わってきています。

その自由と言う感覚は、「時間の主権」、「健康の主導権」、「人間関係の選択権」というもので、本来持って生まれたのにサラリーマン時代に失ってしまった、そんな資産を自分の手に取り戻している感覚です。

FIREは確かに「経済的・精神的な自由」を実現することですが、それを生活に落とし込むんで意味を問い直すと、僕にとってはそんな「自分らしい主権復興」がぴったりきます。

この感覚は人によって違うかもしれませんが、きっと共通しているのは「自分の人生を生きている実感が強くなってくる」というのが、きっと3年もFIREをやり続けると感じるメリットなのだと思います。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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