FIREムーブメントを嘲笑する社畜オジサンの末路

2025-04-17

経済的自由・FIRE

t f B! P L

多くのサラリーマンは、65歳ともなれば定年を迎え、「リタイア生活という自由」がやってきます。

会社に通う必要はなくなり、優雅な日々を送れると信じて疑わない「定年待ち」の社畜オジサンにとって、これからの時代は苦難となるかもしれません。

そこで、FIRE(経済的自立による早期リタイア)で「勝ち取る自由」と、定年によって「もたらされる自由」の違いを明らかにしながら、後者の自由を求めることのリスク(社畜オジサンの末路)について考えてみたいと思います。

「社畜オジサン」とは誰か?

ここで言う「社畜オジサン」とは、働くサラリーマン全体を指す言葉ではありません。

会社で働いていても、目的や信念をもって主体的に働いている人は、決して社畜ではありません。

また、会社に依存することなく自ら自由を勝ち取ろうとするFIRE志向のサラリーマンも社畜ではありません。

つまり、「社畜オジサン」とは、会社という枠組みに盲目的に従い、制度や常識に自分の生き方を委ねてしまっている人のことです。

FIREムーブメントをバカにしながらも、いざ定年となると「年金じゃ暮らせない」と文句を言う。生活に不満を抱えながら、その原因を外に求め続ける・・そんな「他責人生」の象徴としての存在です。

FIREの「勝ち取る自由」が生み出す解放感

こうした社畜オジサンがいくらFIREをあざ笑おうと、FIREで得られる自由には必ず「解放感」が伴います。

会社という拘束、資本主義ルールによる競争、社会のレールを走り続ける疲労感。人によって感じ方は異なりますが、共通するのは「外的強制」から解き放たれる感覚です。

それは「自分で勝ち取った」という達成感によって、いっそう深い解放感となります。

定年退職の「もたらされる自由」の刹那

一方、定年退職による自由は誰にでも形式的にやってきます。

それは選択というよりも「計画退場」に近いものです。

長年勤め上げたことによる達成感や、心地よい疲労感とともに退場する人もいます。

ですが他責思考の社畜オジサンであれば、定年を迎えると「生活のため働かないといけないが、働けない」、「役割を外された」と喪失感に苛まれる人も少なくありません。

だからこそ、FIREという選択によって得られる「勝ち取る自由」はより主体的で前向きなものとなるのです。

自分にとってのFIRE

僕はFIREの道を選んだことで、ある種の「勝ち取る自由」を得ました。

ただしその「勝ち取る」という感覚は、「周囲が働いている中で自分だけが早く勝ち抜けた」というものではありません。

「やっと会社や競争といった”拘束”から解き放たれ、自分の好きに生きていいんだ」という感覚です。

それは、「自分の好きに生きられる=人生のオーナーシップを取り戻した」というホーム感みたいなものでもあります。

仕事自体は嫌いではありませんでしたが、会社というのは、評価も正義も時間も、自分基準ではなく他者に合わせる世界に生きることです。

いくら自由に仕事ができても、根本には「束縛」があることは避けられません。

社畜オジサンの末路

では、社畜オジサンの末路はどうなるのでしょうか?

年齢を重ねたサラリーマンの多くは、年金をあてにして定年を待ちます。

ところが、実際には年金だけでは生活が苦しく、「こんなはずじゃなかった」、「国が悪い、時代が悪い」と不満を漏らすことになります。

結局、会社という枠組みに盲目的に従い、「制度や自分都合の常識」に生き方を委ねる、そんな社畜オジサンにとって、他責姿勢は最後まで変わりません。

FIREという主体的な早期リタイアの選択をせず、経済的自立も精神的自立もめざさず定年を迎えると、そこに待っているのは厳しい現実かもしれません。

終わりに

定年は、形式的に与えられる自由です。

一見、誰にでも平等に訪れるように見えますが、準備を怠った人にとっては、失望や不満をもたらすものになりかねません。

FIREという選択は、「自分の手で自由をつかみ取る」という生き方です。

当然に「節約・貯蓄・投資・資産計画」など、自己責任を前提として地道に積み重ねます。

その結果として得られる「自由」は、その努力と自己責任の「報酬」です。

社畜オジサンが、FIREムーブメントをあざ笑い、一方で早期リタイア者を妬むなら、それは「筋違い」というものです。


ランキングも参加してます。参考になる部分がありましたら、ぜひポチっとしていただけると励みになります。


にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ
にほんブログ村


自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
PVアクセスランキング にほんブログ村

このブログを検索

QooQ