FIRE3年後の変化:②無職&何者でもない自分からの変化

2025-03-01

アーリーリタイア生活 経済的自由・FIRE

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FIREを達成後、意外にも困ったのが「自己紹介」です。

サラリーマン時代なら「〇〇会社の△△です」 と名乗れば自分の立ち位置が伝わります。

ですがFIRE後は、会社も肩書もないなか、自己紹介や職業欄への記入などで悩みます。

アイデンティティが宙ぶらりんとなり「無職という何者でもない自分」といった自己認識になります。

これが3年を経ると、FIRE生活にも馴染んで「FIREそのものがアイデンティティだ」という変化が起きました。

今日はこの「FIREそのものがアイデンティティ」という点を綴ります。

FIRE直後のアイデンティティ

FIRE直後は自己紹介なり職業説明で手こずります。

例えば、、、

「無職」と言うとどこか気まずくなります。

「投資家」と言うと大げさに感じます。

「FIREしました」と言っても相手に伝わらないこともあります。

こうした「宙ぶらりん」な立ち位置になるのは避けられません。

ただ、捉え方は個人差があり、きっと「仕事こそが自分の価値だ!」という思いが強ければ強いほど、深刻なアイデンティティ喪失を感じると思います。

僕の場合、サラリーマン時代から会社が全てでも無かったですし、アイデンティティ喪失という思いはありません。

それでも「何者でもない自分に戻った」という感覚はありました。

FIRE3年後のアイデンティティ

そこから3年が経過し、今は「FIREという生き方を追求することが、自分のアイデンティティだ」と感じています。

FIRE生活を振り返ると、会社員時代のように「仕事のスキルを磨く」なんてことはしていません。

「ちょっと変わった人生経験をして、おもしろい人間になるほうが良い」 とカジュアルな意識でいました。

そもそも、定年退職なんて形で会社から仕事を奪われるより、自らリタイアを判断したほうが、リタイア生活のスタート地点でのマインドも前向きです。

それゆえ、

・仕事の肩書きはなくても、FIREという生き方が自分を表すものになった

・FIRE後の人生は「社会的な役割」より「個人的な価値観」を軸における

・「仕事を続けていたら得られない経験」を積むことで新しい自分になる

という感じで、FIREに対して肯定感を持っています。

FIRE後にアイデンティティを失う人 vs 満たされる人

そして、最近は「アイデンティティを失う人」と「新しい自分を確立する人」という2つのタイプの違いも経験から分かってきます。

FIRE後に喪失感を抱えやすい人

・「仕事をしないと自分の価値がない」と感じる

・仕事の役割や社会的な肩書きが自己肯定感の源

・FIRE後に「何をすればいいのか分からない」と迷子になる

FIRE後に満足しやすい人

・「仕事を辞める=人生の新しいフェーズ」と捉えられる

・仕事以外の軸(趣味・学び・新しい経験)を持っている

・「FIREという生き方をどう楽しむか?」を考え人生経験を積み重ねる

終わりに

FIRE直後の「宙ぶらりんなアイデンティティ」は、3年が経過するとFIREという生き方そのものがアイデンティティ」となる変化になりました。

定年でアイデンティティロスをしたのではなく、自ら選んでアーリーリタイアしたからこそ、前向きに捉えていることも大きいです。

30年のサラリーマン生活でのアイデンティティも、たった3年(10分の1)のFIRE生活で、それなりの「新しいアイデンティティ」になりつつあります。

そしてむしろ「会社という肩書きや会社の期待評価で作られた自分のアイデンティティーは、サラリーマン脳が生み出した幻想かも」といった違和感さえ持っています。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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