リタイア後に「仕事関係の資格取得」を止めた3つの理由

2024-11-15

アーリーリタイア生活

t f B! P L

サラリーマンの頃に「リタイア後は仕事関係の資格・学位を取得しよう」と意気込んでいました。

ですがリタイア後は真っ先にこれを完全撤回しました。

そのトップ3の理由は、①リタイア後は時間が山ほどある(との幻想があった)、②仕事のためという発想を捨てた、③新たな興味や趣味の発見、です。

今から思い出しても「資格取得は安易で会社員的な発想」だと思います。

そして完全撤回をしたからこそFIREの「自由」やリタイア生活の「理想」に近づけたとも思えます。

今日はこうした撤回の経緯を綴るのでぜひ皆さまにとってのヒントになれば幸いです。

リタイア後は自由時間が山ほどあるとの幻想

リタイア生活を送りだすとさほど時間はないと気が付きます。

やりたいとリストしたものをリタイア後に同時並行で取り掛かると、あれもこれもと欲張りすぎていたことに気が付きました。

やはり「リタイア後は自由時間が山ほどある」とは幻想です。

そこで考えたのは「優先順位」や「捨てるモノ」です。

まず最初に資格取得に関する「必要時間とそのリターン(得られるもの)」を考えました。

中小企業診断士は1000時間、大学院で学び直しすと週の大半を通学や勉強に費やします。

すると答えは明確で、会社員に戻る予定もなくビジネス系で起業したりセミナー講師をしようとも思わない自分には費やす時間に対して得られるものが合理的とは思えないのです。

とはいえ「合理的じゃないことをやることこそリタイア生活の醍醐味では?」といった考え方もあるわけです。

それも再考したのですが、結果、「合理的ではないことをやるのは良くても、資格や学位取得は集中して時間を費やすことになるので他の事が後回しになる」という危惧を持ちました。

それが撤回につながりました。

仕事のためという発想を捨てた

また別の観点で捉えると「サラリーマン的発想」だとも思いました。

仕事関連で資格や学位を取るのはどこか「リタイア後も自己成長を続けたい」といった期待がそこにあることに当初から気が付きながらも検討を進めたりしていました。

もちろん一生懸命に勉強をして合格を勝ち取れば大きな達成感を得られます。通学すれば新たな学びや人間関係そして学位という勲章も得られます。

ですが「誰のためにそこまで達成感や学位を求めるの?」、「なぜ自己成長しないといけないの?」と疑問に思ったのです。

優先すべきは自己成長よりもお世話になった家族や恩人友人に恩返しすることだったり、サラリーマンではない本来の自分が興味あることを追求する方が理に適うわけです。

そもそも会社員として「目標達成だ!」「スキル獲得だ!」と30年もやってきたわけで、せっかくFIREで「自由」を得ながら安易なサラリーマン発想で生活を続けるのもイケてません。

勤勉さや義務感に縛られたそうした発想を断ち切るタイミングがFIREだとも思ったわけです。

新たな興味や趣味の発見

こうして「仕事関係の資格取得」をあえて捨て、その時間を興味あることや趣味に使い出しました。

旅行、料理、リタイア後に始めたスポーツ、昔から興味のあったジャンルの学び直し、親孝行に関連したものごと、新たな人間関係、投資ではない投資・・などです。

これらの活動に時間を費やした方が新たな興味や趣味が広がり、結果、充実感を得られるようになったとは思います。

やはり捨てた物があるからこそ新たなキャパ(これまで興味がなかったり知らなかったことに取り組む領域)ができ、その結果、満足度の高い日々を過ごせるに至ったと思います。

終わりに

以上、僕はサラリーマンの惰性で「仕事関係の資格や学位を取得するぞ」といった計画をリタイア後に完全撤回したわけで、その理由①リタイア後は時間が山ほどある(との幻想があった)、②仕事のためという発想を捨てた、③新たな興味や趣味の発見、からくるものです。

やはりリタイア後の生活は「達成感」や「勲章(証明)」といったものより「充足感」や「平穏」を重視し、いまから振り返るとこの感覚と断捨離は自分にとっては正しいステップだったと思います。

せっかくFIREで得た「自由」ではあるので自分の心が赴くままに過ごすことが大切です。

なお、資格取得を断念するという判断を下す中でそこに「自分の人生を(自由に)選択できる喜び」を実感したわけで、今思うとそれ(判断)が「日々の生活を楽しむ」のスタートポイントだったとも思います。



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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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