リタイア前後で投資スタイルは変化しました。
今日はその内容と理由を綴ります。
サラリーマン時代の投資
サラリーマンの頃は給与収入という安定的な入金があり毎月手残りがあります。
なので投資に対しては逆に積極的にリスクを取れました。
株式投資は現物取引を前提に銘柄別に長期保有と数年で売買するものに分けました。資産に占める個別株比率も大きかったです。
不動産投資はサラリーマンの属性と相性が良く与信枠を目一杯使って持家の購入、海外勤務中は賃貸収入を得たり(金融機関に正式な手続きのうえ貸します)売買もしました。
またその海外勤務は外貨を得たり海外の銀行を開設しながら資産の国際分散を進めました。ただし現地での確定申告が複雑になるので定期性預金での運用程度でした。
リタイア後の投資スタイルの変化
こうしたサラリーマンの頃の投資スタイルはアーリーリタイア後に変化しています。
投資リスクの取り方の変化
現役時代はサラリーマンとして安定した給与収入と株式投資でのリスクをミックスさせたポートフォリオだったと言えます。
リタイア後はその給与収入がない分、株式投資の比率は下がり元本保証のある社債やドル建て年金保険などで70%以上の構成になっています。
満期まで持てば想定通りに資産増加するためです。
与信枠の減少
サラリーマンの頃のような与信枠がないため不動産投資でローンを組めません。
物件は現金で購入できる範囲での検討に絞り、リタイア直後のコロナ禍のタイミングで投資をしたのが最後に新規投資はしていません。
投資より資産運用
リタイア後はなるべく自分の時間を有効に使いたいと思うようになり、投資にかける時間も大幅に減らし、安全性の高い資産比率で放置する資産運用に変わっています。
通貨別の資産運用と最適配置
外貨比率は資産の約50%を維持し、円、ドル、ポンドの各通貨は円転せず節税も鑑みながら各通貨毎に最適方法で資産所得を得るようにしています。
海外の銀行や金融サービスで運用したり、日本の銀行に外貨のまま送金しその外貨で国内運用するなど、海外と日本の有利なロケーションで運用しています。
終わりに
以上、リタイア後は積極的投資というよりなるべく有利なロケーションに資産を置きながら安全な資産運用で放置ぎみです。
それでも資産運用の利回りが年2%+は下ることがなく資産額も横ばいで推移し丁度良いのかもしれません。
*金融資産全体(現金ポジション含む)では2%を切っています
【金融資産と利回り分析】資産配分と運用利回り実績をマッピングしたら利回りが僅か1.5%だった・・
こうして、リタイア前の「お金を増やす」からリタイア後は「お金を使う」に切り替え(贅沢三昧ではない使い方ですが・・)、投資スタイルは守り優先です。
この生活も2年ほど過ぎた今は、安全資産の一部を投資ゲーム的におもしろいこと(応援したり事業投資する)に興味を持っています。
サラリーマン時代のお金を増やしたい洗脳習慣から脱したリタイア後は、「体験にお金を使う」からさらに「おもしろいことにお金を使う」へと脱線しまくっています。
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