アーリーリタイア最後の出社日の苦い思い出

2024-03-31

アーリーリタイア生活 仕事

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先日の金曜日の夕方、都内某所を歩いていると手に「花束」を持って帰宅するシニア男性を2,3人見かけました。

そうです、彼らは3月29日の金曜日に最後の出社日を迎えた退職者だったのでしょう。

自分の退職日を思い出してちょっと羨ましくなりました。

なにしろ僕にとっては悲惨で苦い思い出の最後の出社日です。

今日はそれを綴ります。

退職日を迎えるまで

2年前は世の中はコロナ禍で会社は「原則リモート」というルールを徹底運用していました。

僕は3月中旬に仕事の引継ぎをリモートで終え、最後の出社日までの2週間は在宅でリタイア関連の手続をしながら呑気に過ごしていました。

ただ3月31日はきちんと出社しようと決めていました。

社員証の返却や誓約書の提出ほか事務手続きもあるからです。

最終出社日のオフィスの様子

最終日を迎え久しぶりにネクタイを締めて昼過ぎに出社しました。

するとオフィスは人がまばらです。

原則リモートとはいえ年度末ですしそこそこ仕事に来ている人も多いと思いきや、そうでもありません。

古い世代の会社員のせいか僕の深層心理には「出社したら偉い」というのが残っています。

現役真っ只中は、例えば大雪や台風直撃があると誰もが「今日は会社に行こうか辞めようか」と悩むものです。

そういった時だからこそ会社に顔を出すのがいわゆる「やる気があって偉い」みたいな信仰です。

年度末たる3月31日、節目の日なのできっと出社する人も多いだろうと思いきや、まるで人はまばらです。

その時は「時代は変わった・・」と感じました。

自分は古い方の人間だと痛感したり、でも時代は良い方向に変わっているなかでの退社ですがすがしくも感じます。

自席もなく愛着するものも何もない

さて、困ったことに出社しても「自席」がありません。

リモート勤務が導入された頃(コロナ前)から「フリーアドレス」のワークスタイルを採用しています。

フリーアドレスというのは、社員は個々の席を持たず空いている席を自由に使って仕事をするやり方です。

なのでデスクもなければ私物も置かれていません。

それゆえ退職日のイメージであった「自席の荷物を片付け家族写真をしまって退社する・・」なんてものとはかけ離れた現実の人生です。

最終日、「自席」という居場所もなく、知らない人と微妙な距離を取って座りながら事務処理をしました。

僕の場合は異動先(海外)から旧部門に一旦戻っての退職だったので、その旧部門には知らない人も多くてなんともぎこちありません。

挨拶まわり

人事総務部に退出する資料ができ、いよいよ旧部門の方に挨拶して立ち去ろうとしました。

といっても人はまばらで知り合いは数名程度です。

出社前、近くのターミナル駅で買った24個入りの和菓子を2セット、挨拶代わりに置いていこうと持ってきました。

知り合いにも、知らない人にも、「以前こちらの〇〇にいた△△です。このたび一身上の都合で退職します」と挨拶してまわっては、ひとつひとつ、そのラップされた和菓子を置いていきました。

退職といえばもう1つイメージしていたのは大人数の前で挨拶をして、女子社員から花束をもらう・・なんてウルウルシーンでした。

そんな欠片もなく、僕は逆に、花柄の和菓子を皆さんに置いていくだけの最終日です。。。。

しかも大量に余って自分による自分へのご褒美として持って帰る羽目になったのは言うまでもありません・・。

退社のアクシデント

そして人事総務部に社員証返却などの手続きも終え、人事総務部の知り合いに挨拶を終えて帰途につきました。

ですがふと、今度は社員証を渡してしまうとオフィスの自動ゲート(社員証で認証)を出れなくなることに気が付きました。

アシスタント風の知らない女性にアテンドしてもらって自動ゲートを無事通過しました。

最後も1人で退出すらできない「頼りっぱなしの会社員人生」だったことの象徴です。。

まさか最新システムのゲートまでイヤガラセとは・・。

退社時の心境

と、かなりぎこちない「コロナ禍xリモート時代」ならではの会社での最終日でした。

それでも最後の出社日の最後の瞬間、もうこれっきり戻ることはないとゲートをくぐったときは、

・ほっとした気持ち → 50%

・明日から自由で嬉しい気持ち → 30%

・サラリーマンに戻れない寂しさ → 10%

・最後の日なのに事務的すぎてショック → 10%

と、複雑な思いの中、やはり肩の荷が下りて「これで終わった!」と嬉しく思ったものです。

先日みたシニアの皆さんは手に花をもっていて恵まれた退社だったと思います。

以前、心境について記事を作っています。

最後の出社日の心境について

それと、ホッとする裏にあるものとして退職日に気が付いたことがあります。

退職日に気づく「仕事以外の厄介な抱えもの」

終わりに

会社生活の始まりから終わりまで振り返ると、入社時はバブル後期で「ホット」に迎えられ、退職時はコロナ禍で「氷河期」のように去る。

そんな出入り口の寒暖差が激しい会社員生活となってしまいました。

くわえて寒暖差だけでなく天気も大外れです。

入社時は「若いうちは安月給も我慢しろ。年齢が上がれば給与もあがる」と言われ、退社時は「より若い人に活躍の場を」と人件費がそっちに振り分けられるました。

そんな「雨のち晴れ」のはずが「雨のち雨」な結末でした。

でも無事にアーリーリタイアできて何より良かったのだと思います。

この3末で退職された方、ご苦労さまでした。そしておめでとうございます。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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