リタイアをして「無職」という実態のいま、何かと日常生活で聞かれる「職業」にどう回答するか悩ましいものです。
そんなあやふやなアーリーリタイアの身分で、最近は2つの状況で使い分けるようにしています。
1つは正式に職業を伝えることが重要となる場面で、職業によって先方は支払能力であったり社会的信用を把握するようなものです。
これは職業を偽るとデメリットとなりうるリスクがあります。
もう1つは自称で職業を語れるプライベートな場面です。
それぞれ、どういったリスクやメリット・デメリットで使い分けているかを綴ります。
職業を正式に伝える必要がある場合
リタイア後に職業や職種などの実態を要求される正式な場面では慎重に対応しています。
とはいえ「無職」では不利となる場合、事実の範囲でこれまでの「会社員」に変わる表現をすることです。
それは「個人事業主」や「自営業」という切り口です。
実際に僕の場合、いわゆる投資、執筆、あるいはライフスタイル研究のような活動をしてます。
現実には営利目的を前提にはしていませんが、もちろん利益が発生することも可能性ゼロではありません。
この状態をもって「個人事業主」として名乗ることです。
個人事業主も開業届の提出は所得税法上で義務ですし(開業届を提出しなくても罰則を課せられることもありませんが)、事業を開始して収益が出た段階で開業届を出す方法もかなり現実的です。
こうした前提で、今のところは備えていますが、ちなみに確定申告では「無職」としていますし、それが最適です。
FIRE後に個人事業主として職業を名乗る場合
FIRE中の僕が、個人事業主としてどのような方法で語れるか、実態の生活に当てはめて3つのパターンを作ってみました。
それぞれ、好き勝手に屋号(いわゆる活動主体の名称)も考えてみました。
①投資家というたてつけで
職業:個人事業主
屋号:個人投資家WATARU
職種:「金融・保険営業職業従事者」(346)*
②ブログなどの執筆家というたてつけで
職業:個人事業主
屋号:Blogger-WATARU
職種:「著述家」(211)*
③FIREなどのライフスタイル研究家というたてつけで
職業:個人事業主
屋号:FIREブロガーWATARU
職種:「人文・社会が学系等研究者」(052)*
*総務省の定める”日本標準職業分類(平成21年12月統計基準設定)分類項目名”に準じたもの
いずれにしても、実態を伴って個人事業主として活動していると説明できますし(収益はたっていないが)、可能な方法だと思います。
職業を自称で伝える場合
一方で、リタイア後のプライベートの集まりなどで職業を伝える場合は、かなり柔軟性があります。
ただ、語り方でいろいろと反応が異なります。
①無職であることを正直に語った場合
友人知人や趣味仲間においては、なんら「無職」ということを語ったところでさほど驚かれもせずに楽に実態を見せられます。
一部、「無職で時間もあるなか何をしているの?」的なことは先方も興味があって聞いてはきます。
そんな場合は「これまで仕事ばかりで手つかずだった親孝行、やりたかった趣味、旅行、リタイア生活という生き方の探究など、体力がある今しかできないものを最優先に取り組んでるよ!」といった短い解説にしています。
②仕事っぽい内容を入れたほうがよい場合
一方で、まだ現役として働いている会社員や個人事業主、フリーランスなどのメンバーが相手であるならば、こちらの立ち「社会的な立ち位置」も交えて説明して、お互いのフィールド合わせをします。
単に「無職」では興味を持たれませんし、下手をすると「たかられるのでは!」と心配しているかもしれません。
なので先方からどんな有益さを得られるか僕が提供できうるメリットがわかるように紹介するように心がけます。
例えばさ「会社員を完全リタイアして、今は自由なる時間と思考でこれまで常識と思っていたことをあえて違うアプローチで投資・資産運用をしたり、趣味に向き合ったり、そこから手離れ良い事業がないか考えたり、よっぽどサラリーマンの頃より知恵を酷使してますよ」といった感じです。
その方が、無職でプラプラしているだけの人物と思われるより、多少の情報交換も進んだりするものです。
終わりに
リタイア2年も経過すると、自分の職業的な表明を状況に合わせて説明するようになってきました。
でもやはり世間では「FIREをしている=趣味や好きなことに生きているだけ」といった認識で「人生オフモード」だと思われがちです。
僕としては、いえいえ、
せっかくFIREをして自由なのだから「人生オフロード」で生きてます
って感じで、会社員の守り人生ではできなかったことにチャレンジするそんな状態にしながら生きていきたいという思いではあります。
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