1年7か月前の退職日にいよいよオフィスを出た瞬間は「ホッ」としました。
ホッとした大半は「仕事の責任や会社の拘束から解放され自由だ」というものですが、そこに混じって「インシデント(やらかし系)が無くて良かった」というものです。
やらかすというのは会社で何らかの処罰を受けることです。
大きなやらかしとしては飲酒運転、顧客情報流出、ハラスメントなどの解雇や懲戒免職に該当するものです。
やらかしで退職となると、退職金も大幅減額です。
かなり無意識ながら「やらかすことだけは気を付けよう」と日々過ごしていたのだと、退職日に気が付いたのです。
今日はそんな「会社員のやらかし」というプレッシャーについて綴りたいと思います。
サラリーマン時代の懲罰
会社には当然ですが「就業規則」あるいは「慣習」なるものがあり、それに抵触すると、出勤停止、降格、解雇、あるいは左遷的な懲罰などがあります。
会社によってこれらの該当ジャンルや懲罰基準は違います。
僕が勤めていた会社では、刑事事件に該当する飲酒運転、暴力などは当然厳しく処罰されますが、一方でハラスメントや社内外のモラル的な違反(男女絡み含む)など、ケースによって処罰があったりなかったりでした。
ただ、一度でも「やらかし」をすると、人事上の履歴が残り、職場を移りながらも「過去にxxをやらかした人だ」というものがついてまわります。
なので会社内だけでなく日々の生活でも、こうした就業規則やモラルを意識し気を付けなければいけませんでした。
懲罰が一致していない事例
ちなみに、懲罰が緩いと思うケースもありました。
ハラスメントで何人もの部下を鬱に追い込みながら懲罰がほとんどなかったり、よくある男女関係的なトラブルで大騒ぎになりながらも普通に出世しているケースもありました。
ある会社では即アウトなる問題が、別の会社ではそうでもないなど、モラルに対する温度感はばらつきがあるのでしょうね。
モラルに対する意識の高まりで会社員も要注意
ただ、こうしたモラル系の問題意識は世間的にはますます高まっています。
30年前は問題にならない用語が、今は口に出すと「ハラスメントだ」になるものも多く存在します。
ハラスメント研修なるものを受けさせられた時には「良かれと思ってやることも要注意」として、あらゆる言動や行動の注意事項を覚えました。
今はテレビでコメンテーターも言葉選びを慎重にしているのが伝わりますが、会社員の日々も、そうした言葉選びに慎重となり「人の地雷に気を付ける」よう、絶えず気を緩めることはできませんからね。
終わりに
僕自身はこうした問題に出くわさず、平和に会社員生活を送れました。
でも、リタイア後に携帯電話を落としたことがありました。
もしこれが会社員時代で、また取引先の個人情報が入っていたら、と思うとぞっとしました。
携帯電話は「探す」機能ですぐに見つけられましたが、リタイアしていなかったら大騒ぎになっていたでしょう。
リタイアでストレスがない日々を送れていますが、その1つは、こうした日常的なアクシデントや問題に「会社が絡まないで済む」というものもあります。
なにかと面倒ですからね・・。
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