FIRE後の「お金を使う」という難関の3つの出口

2024-01-05

アーリーリタイア生活

t f B! P L

サラリーマンからリタイア民となる時に生活習慣も考え方も変えてきました。

なかでも最も困難なものがお金の向き合い方の転換です。

サラリーマン時代の「お金を貯める」からセカンドライフでの「お金を使う」に切り替えることです。

お金は、それを使う恐怖感で節約しつづけていては最悪のスパイラル人生となります。

なぜなら「サラリーマン時代は時間を売ってお金を手に入れ、セカンドライフはお金を生活消費へ手放し(使って)、その手残りは貯蓄して安心を得る」では、人生において、消費のために、お金を右から左に動かすだけとなります。

かといってDieWithZeroのような使い方もピンときませんし、お金を取り崩すことで生まれる不安、未練、恐怖といったマイナス3要素を克服するのだって大変です。

まだ結論は出ていませんが、今回はその解決の方向性として3つの出口を共有したいと思います。

方法1:お金を減らさない

1つの解決方法はリタイア生活で安心を確保するためにお金を減らさないことです。

お金を使って何か新しい価値や体験を得るより、安心を維持することにお金を投資することだと捉える方法です。

不安がないことがなにより大事というマインドであれば、きっとこれは正しい選択だとは思います。

ですが個人的には、生活のために働き、リタイア後は不安解消のために貯蓄を維持するだけでは、「不安から逃げ惑うやらずじまいの人生」となり、きっと人生が終わる瞬間に後悔しそうです。

なので、この方法はまずは消去となります。

方法2:お金が減る不安を克服するして使う

お金を使うとき、そこには不安、未練、恐怖という3つのマイナスがあります。

それは、

・お金が減る不安で使いたくない

・貯めたお金への未練で使えない

・お金を使うことに恐怖を感じる

です。

これまでも気難しいお金の脅威3点を克服するように取り組んできました。

結論としては、なんだかんだ3つは克服できましたが、やはり最終的には

・お金を使う「器量」がいると思ったこと、

・器量をえて3つを克服したからといっても、それがよいお金の使い方には直結しない、

ということだと、今は思っています。

その過去記事はこちらです。

FIRE後の実感-お金を使う能力を阻む3つの壁と克服法

方法3:お金を使うことでお金を増やす

そして最近考えていることが、器量でカバーするというより、「セカンドライフを充実させるためにお金を使いながらも増やせないか」ということです。

ブログで好きなことを書いて小遣い稼ぎをすることだ、というイメージの方もいると思いますが、これはぴったりでもありません。

例えば、以前、趣味全体での支出として「やりたいことをやる予算」を設定しました。

それは必要月額費(生活費+やりたいことの費用)をリアルの支出から算定し、その額を「予算」のごとく設定し、過去1年間の予実管理をしました。

結果、お金は使いきれず少し余ります。

単なる浪費ならあっという間にお金は減りそうですが、多少コスト意識を持ちながら体験や感動にお金を使うのはかなり体力も時間もかかります。

そんな「毎月予算に届かない残金を自動的に積立投資にまわす」というシステマティックな投資運用も組み込もうと思っています。

こういった「楽しさを得ながら手残りが自動投資される手のかからない方法」も1つですし投資や資産運用なりビジネスっぽいことを自動化してライフスタイルに取り込めたらというものです。

終わりに

僕が漠然と思っているのは、ようやく長い助走のサラリーマンを終え、やりたいことを手掛けて自分らしく生きる「人権」も手にしたなかで、また、金を儲けたいとかビジネスをしたいということではありません。

一次的には体験や感動を得るなかで、それを消費や空費として黙ってお金を減らすだけにしたくない、ということだと思います。

楽しく生きる投資型(消費型ではなく)の人生をどう作るか、といったセカンドライフのライフワークであり探索かもしれません。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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