若年期のFIREだと失敗に終わっていた僕の理由

2024-01-04

経済的自由・FIRE

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僕のFIRE生活はブログテーマの通り「自由で平穏なるリタイア生活」を重視しています。

ですがもし20代~30代前半でFIREをしていたら、この「自由で平穏」なFIREは失敗していたと思います。

特に「平穏」に必要なのは「ありのままの自分を認める」という肯定感です。

そんな肯定感がなければ、いくら「お金・健康・時間」を持って「自由」に過ごそうとしても、そこには自分らしい「平穏」な気持ちでFIRE生活を楽しむことはできません。

今日はそんな自己肯定感がFIREに重要だということを綴ります。

自己肯定感が欠如していた

自己肯定感は生まれながらに持っているわけではありません。

現に、僕は20代半ば、まるで自己肯定感がありませんでした。

そんなある日、元妻から「結婚する気があるのか?」という質問を受け、僕は「まだ自分に自信がない(から結婚できない)」と回答したのをはっきり覚えています。

相手の立場からすれば「なんじゃこのヒヨッコは!」となったでしょう。

でも僕の心のなかでは「社会で何ら実績もない自分に家庭なんて重責は負えない」と感じていました。

自己肯定感ができた理由

そんなヒヨッコで、妙なプライドや自信も無い代わりに、「自尊心」はありました。

「仕事を精一杯やって小さいことでも何かを達成し自信をつけよう」と自分の頑張りを尊く応援する「自尊心」です。

そしてなんだかんだ人に助けられながら難関も乗り越え、ようやく「会社や組織に役立てる」といった一人前の感覚を持ちました。

そんな「自分は価値の無い人間じゃない」と自分を容認信頼できたのは、もう30代前半だったと思います。

自己肯定感とは

自己肯定感で大事なのは、背伸びして生きる自分ではなく「ありのままの自分」を尊重し肯定することです。

ありのままながら「人に役立つ価値を持っている」と自分を認め、他者に有用だと信じるものです。

つまり、自尊心、自己受容、他者への有用性、自己信頼といったワードの合体創造物が「自己肯定感」となります。

他者と比べないことを平穏を作る

そんな自己肯定感は他人と自分を比較して自分を肯定するものでもありません。

「ありのままの自分」を受け入れる自己完結なので、人と比較しての優劣は関係なく、あくまで自分の「よくやった」というラインを超えれば肯定となります。

そのラインは人や世間基準で決めるのではなく自分で決めればよいだけのことです。

例えるならアメリカはオハイオ州の牛ばかりがいるド田舎で生まれ育ったエマおばさんが「アタイの作るミートパイが世界一おいしいんだょお!」と言うのもそうです。

他者だとか世間に振り回されず、あくまでも自分基準で自己肯定感のラインを超えて、それを大切にすれば良いだけです。

終わりに

僕は、幸か不幸か、働くことでしか自分の自己肯定感をつくれない性分でした。

なので、もし、相続や投資で20代やら30代前半でFIREをしてしまっていたら、そこから自己肯定感がないまま何十年もFIRE人生を歩み、いまも「自由で平穏」は実感できずにいたはずです。

自由は「いつ、どこで、だれと、何をする」を自分の意思で決められる”自己決定権”です。

もし自己肯定感がなければ、そもそも自分の意思で決めたことも肯定し信じることはできません。

自己肯定感の無いところにはたとえ1億円があっても、決して自由もなければ平穏もない。

何をもって「自己肯定感」を作るかはエマおばさんのような生き方だっていいとは思います。

FIREを目指す方は、FIRE失敗を避けるためにも自己肯定感を自問することをおすすめします。


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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