リタイア前も後も「今を大切にしたい」との気持ちは変わりません。
ですがリタイア後は「そのときどきの自分の気持ちとやりたいことを重視」して今の時間を有益に過ごそうとします。
なのでサラリーマン時代の「目標を設定しそれに向けて今の時間を有益に過ごす」とは違います。
この違いはとても微妙です。
いわば「自由意思で(目標なく)今を大事にする」のか「目標に縛られて今を大事にするのか」の違いでもすが、言い換えると「プロセスと結果のどちらを重視するか」ともいえます。
結論、サラリーマン時代は「プロセス:結果」は「2:8」と結果重視で、リタイア後は「8:2」に逆転したプロセス重視という違いです。
今日はそんな「プロセスと結果」からリタイア後の変化を綴ります。
サラリーマン時代のプロセスと結果の重視ポイント
サラリーマン時代はプロセスと結果のウエイトは年齢と共に少し変化しました。
若い頃は結果も大事ながらプロセスも大事でその比率は「5:5」といったところです。
それは仕事への取り組み姿勢などといった結果以前に学ぶべきことが多いのでプロセスのウエイトもそこそこ高かったと思います。
その結果、先輩社員の指導がプロセスに向けられていたしそれを受け入れていました。
ですが会社員後半は「プロセスは2で結果が8」と変わりました。
お勉強モードなんてものは通用せず、担当業務で期待される結果を出さないと自分自身の評価も他組織への悪影響も出てアウトとなるそんなプレッシャーです。
ただ、必要以上にプレッシャー圧力を受け、部下に対して「結果が全てだ!」とか「結果さえ出せばプロセスは問わない!」と「0:10」の結果主義者もいましたが、僕はそこまで極端ではありませんでした。
FIRE後のプロセスと結果のバランス実例
FIRE前後で「プロセス:結果」のウエイトが「2:8」から「8:2」へとプロセス重視に逆転しました。
それを具体例で挙げます。
例えば料理は美味しいものが作れなければ(つまり結果が伴わなければ)意味ないというより、料理を作るプロセスで工夫したり楽しんだりする時間も有意義です。
旅行も同じで、目的地に早く着いて観光するだけでなく着くまでの過程を「のんびりゆっくり楽しむ」にも意義を感じます。
FIRE後にプロセス(過程)が大事になる理由
こうした「過程を楽しむ」という時間の過ごし方はリタイアによる「時間的余裕」や「心の余裕」がもたらす面もあります。
ですが加えて「軸の変化」が大きいと思います。
軸の変化とは、会社員の頃は「才能(できること)を使って早く結果を出す」というものに囚われていましたが、リタイア後は「楽しいを重視してゆっくり過程を楽しむ」へ変化したというものです。
完成した料理の味も大事かもしれませんが、たとえ失敗作だって「楽しくチャレンジして作る」という過程を楽しく過ごせれば良いという価値観の変化です。
終わりに
サラリーマン時代からの変化は、
「できる」という才能で結果を出す習慣から「楽しい」という気持ちで過程を味わう習慣へ変化する、
というプロセス重視になってリタイア後の居心地良さや平穏を更に感じるようになります。
結果を求め、結果がダメならプロセスも意味ないと切り捨てるようなサラリーマンの頃の窮屈な生き方とは違います。
リタイア生活では資産についても「楽しいと思える投資やビジネスの過程を楽しみ、結果、お金が増えていればラッキー」という距離感が新たなお金との向き合い方として良いとも思っています。
皆さんはプロセスと結果、適切な割合ですか?楽しめていますか?
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2 件のコメント:
基本楽しいことをやってるだけだと結果わるくてもダメージないからな
WATARU(管理人)です
コメントありがとございます。
>基本楽しいことをやってるだけだと結果わるくてもダメージないからな
いま楽しいということをやり続けると怖いのは「計画的に〇〇すれば良かった」という「後悔」かなと。
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