リタイア後は「今を大切にしたい」との気持ちが想像以上に強くなりました。
その感覚を表すのが困難だったのは、サラリーマン時代も「仕事の目標到達」という圧を受け 「無駄なく効率的に仕事する」という「今」を意識していたからです。
ですがFIRE2年目にして、ようやくその差を言語化できそうです。
違いは「プロセスと結果のどっちを重視するか」で表せます。
サラリーマン時代は「プロセス:結果」は「2:8」でしたがリタイア後は「8:2」に逆転するという違いです。
今日は「プロセスと結果」の違いからリタイア後の変化を綴ります。
サラリーマン時代のプロセスと結果の重視ポイント
サラリーマン時代、特に若い頃は、結果も大事ながらプロセスも大事で、その比率は「5:5」といったところです。
それは恐らく、自分の仕事のやり方や姿勢など、先輩の指導がプロセスに向けられていたところが大きかったと思います。
ですが会社員後半は「プロセスは2で結果が8」と変わりました。
自分の担当業務で期待される結果を出さないと、それが他組織に影響するプレッシャーがあるからです。
そんなプレッシャーにめげてしまう人ほど「結果が全てだ!」とか「結果さえ出せばプロセスは問わない!」と「0:10」の結果主義者になっていた気もします。
サラリーマンでもプロセスが大事と思う理由
ただ、僕は結果だけでなくプロセスにもウエイトを置いていました。
それは「プロセスこそ人なりが現れる」からです。
例えば営業組織で100の目標に対して90まで到達した社員がいたとします。
結果主義でいけば「90」と評価されます。
ですが社員のプロセスをみて「競合他社が新サービスを投入して自社の営業が苦戦するなか、彼は〇〇の工夫をして、△△の提案をし、本来は70だと見込んでいた結果を90の売り上げまで引き出せた。それは彼しかできない技だ。」と言えば、結果主義で90の評価も限りなく100にマーケティングできます。
プロセスは、そうしたあるがままの努力や工夫を理解する大事な部分で、結果が全てとはしませんでした。
FIRE後のプロセスと結果のバランス実例
こうした比率が、FIRE後は「プロセス:結果」が「2:8」から「8:2」へとプロセス重視に逆転しました。
それをFIRE生活の具体例でいけば料理を挙げられます。
料理は美味しいものが作れなければ(つまり結果が伴わなければ)意味ないというより、料理を作るプロセスで工夫したり楽しんだり、そんな時間も有意義です。
旅行も同じで、目的地に早く着いて観光するだけより、着くまでの過程を「のんびりゆっくり楽しむ」にも意義を感じます。
FIRE後にプロセス(過程)が大事になる理由
こうした「過程を楽しむ」という時間の過ごし方は、リタイアによる「時間的余裕」や「心の余裕」がもたらすところもあります。
ですが加えて「軸の変化」が大きいと思います。
軸の変化とは、会社員の頃は「才能(できること)を使って早く結果を出す」というものが、リタイア後は「楽しいを使ってゆっくり過程を楽しむ」への変化です。
完成した料理の味も大事かもしれませんが、たとえ失敗作だって「楽しくチャレンジして作る」という楽しい過程を大事にするからです。
まとめ
サラリーマン時代からの変化は、
「できる」という才能で結果を出す習慣から「楽しい」という気持ちで過程を味わう習慣へ変化する、
というプロセス重視がリタイア後の居心地良さを感じる理由です。
終わりに
人は本来、働く時代からリタイア後まで、結果よりプロセスが大事とするのが自然で良い事なのかもしれません。
ちなみにアーリーリタイア後の資産額との付き合い方もプロセス重視にしても良いのかと思えます。
もし結果を求め「お金を増やそう」とするとサラリーマンの頃の「仕事」と同じく結果に縛られ窮屈になります。
リタイア生活では「楽しいと思える投資やビジネスの過程を楽しみ、結果、お金が増えていればラッキー」という程度の距離感が良いのかと思っています。
皆さんはプロセスと結果、適切な割合ですか?楽しめていますか?
これがFIRE2年目にしてようやく言語化できた僕のセルフチェックです。
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2 件のコメント:
基本楽しいことをやってるだけだと結果わるくてもダメージないからな
WATARU(管理人)です
コメントありがとございます。
>基本楽しいことをやってるだけだと結果わるくてもダメージないからな
いま楽しいということをやり続けると怖いのは「計画的に〇〇すれば良かった」という「後悔」かなと。
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