FIRE後に気づく会社員時代の週明けの怖い習慣

2024-01-14

アーリーリタイア生活

t f B! P L

サラリーマン読者に大変申し訳ない話題ですが、ふと、自分がサラリーマン時代のこの時間(日曜日の夜から月曜朝)にしていた習慣を思い出しました。

それは「仕事のTODOリスト」をざっと見直すです。

金曜日の退社前に次週TODOリストを作るので、月曜朝一にはリストをみて1週間の動きや仕事の進捗イメージを脳内シュミレーションするのです。

すると、あっという間に「仕事のリストに縛られたラットレース」がカラカラとまわりだします。

今日はそんなサラリーマン時代のTODOリストの功罪についてリタイア目線で振り返りました。

TODOリストが必要な理由

もともと仕事はルーティン業務というより変則的な業務ゆえ、TODOとしてアクションを落としておかないと大変です。

アクションといっても表現レベルは極めてざくっとしたもので、およそ、

・〇〇案件について△△社とxxの合意を取り付ける

・〇〇会議に向けて△△部のxx方針の進捗を確認する

と、上位目標に対して必要アクションをブレイクダウンし「何を・誰と・どうする」に落としていました。

その運用は、①緊急で重要なTODOを最上部セクションに、②緊急じゃないが重要は次のセクションに配置し、①は今週のMUST-DOで、②は来週MUST-DOだが今週できればGOOD、としていました。

リタイア目線で見るTODOリストの罪

リタイアした今、そんな習慣を振り返ると、率直に感じることは「洗脳促進リスト」だと思えることです。

月曜日の朝にTODOリストを見ることで「脳内で”やるべきこと”が渦巻いて、パソコンを空けるや勝手に指がスタートダッシュする」という劇薬です。

つまり、

・リストが王様で自分はリストの下僕

・MUSTは当然、GOODまで消化しよう!としゃかりきになるほど「仕事のラットレース」

と思えてしまいます。

そこに自分の意思はさほどなくTODOに振り回されるのです。

ですが不思議と会社員時代にTODOをこなしている時点ではまるで逆の感覚です。

それは

・仕事を網羅しTODOを洗い出せているぞ!

・TODOを消すごとに進捗しているぞ!

・やり終えて自分も成長したぞ!

なんて脳内変換が甚だしく、深夜どれだけ仕事をしようが、自分をラット(ネズミ)な存在だなんて思いもしませんでした。

恐らくこんな感じの自分だったと思います。

TODOリストのメリット

と、ここまではやや会社員時代のTODOリストの罪についてリタイア目線で語り過ぎました。

ですが、会社員時代の多忙な日々、TODOリストを使わずきちんと目標に到達できません。

TODOリストを効率的に使えば、有効な成果を手にし、時間も節約でき、結果、報酬も増えるものです。

TODOリストの習慣がリタイア後に応用される

そしてもう1つのメリットは、会社員時代のTODOの習慣はアーリーリタイア後にも役立つことです。

サラリーマン時代のアクションは「緊急度(高・低)x重要度(高・低)」の4象限で運用していました。

リタイア後は、それが「緊急度(賞味期限近・遠)x欲望(強・弱)」の4象限となります。

軸は違えど運用は同じです。

ちなみに、アーリーリタイアをした「いましかできない、年齢的・体力的に制約ある事項」はより緊急度(=賞味期限)が近いものとし(上)、そのなかで、自分が(経験やスキルがないが)「やりたい」のか、(経験やスキルがあり)「やれる」かです。

「やりたくない」という軸はここには存在しません。

そして、このポジショニングに沿えば優先順位は明確で、

①自由のなかの義務、

②自由のなかの挑戦、

③気楽に試す、

④気楽に手を出す、

といった、どっちにしても「緩いTODOリスト」ではあります。

終わりに

ライフステージのそれぞれで、より良く生きるための知恵は必要です。

仕事のTODOリストは、サラリーマンとしての効率重視のなかでは必須ツールだと感じます。

ですがそれをリタイア人生にまで持ち込む必要はなく、リタイア人生ならではの「独自の軸」を持って判断すべきです。

それが僕にとっては「アーリーリタイアの賞味期限にやり残しがないためのツール」といった位置づけでの「アーリーリタイアのアクション指標」の4象限です。

元を辿れば仕事のTODOリストが進化したものゆえ、サラリーマン時代の努力は無駄ではありません。

違いは、ネズミが人間に進化したことでしょうか。(これは僕がサラリーマン時代にネズミだったわけで、サラリーマン読者の方が皆そうだとは申しておりません・・悪しからず。)


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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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