生活費を目いっぱい使う支出実験のまとめ

2024-01-27

アーリーリタイア生活 リタイア後の支出

t f B! P L

リタイア生活を経済的に強くするには「支出コントロール」が大事です。

収入は投資結果で変わるゆえコントロール余地は大きくありませんが、支出は自分の意思で即時に弾力的に対応可能です。

ということで、自分の支出コントロールの余地について2023年の「支出実験」をもとに触れ幅(最大~最小のレンジ)を分析しました。

今日はこの結果を共有します。

支出実験の仮説前提

2023年の1~12月のリタイア生活である支出実験をしました。

仮説は「支出にブレーキをかけず ”やりたいこと” をやり尽くせばリタイア生活は豊かだと感じるはずだ」というものです。

ただしその「ブレーキをかけない」ということで幾らの支出になるのか、それによって満足感を得られるか、それを体感する実験をしました。

ちなみに「やりたいこと」とは贅沢三昧をしてお金を浪費することではありません。

国内外の旅行、新しい趣味(主にスポーツ)、習い事(語学学校、料理、写真教室等)、資格取得(船舶一級やほか)、これらに関連した物の購入などです。

実験の結果

この実験の結果わかったことは

・「全力で使う」と家計費の総額は、生活に不可欠な支出(基礎生活費)が43%でゆとり費が57%となる

*2023年の1~12月の年間平均支出額をベース

この「全力で使う」を緩めて「自然体で使う」と10%のコスト圧縮ができる(=それでも十分に満足度の高い生活感覚はある)

*2022年6~12月の通常月の平均支出額をベース

・家計破綻などの危機の際は「目いっぱい削る」と数値は43%まで圧縮可能である

*これは基礎生活費への支出のみに徹するもので一切の余暇的要素(ゆとり費=0)はありません。

以上が財務上の数値となります。

結論

結論としては生活費の構成が「基礎生活費」が43%で「ゆとり費」が57%という比率であれば自分のやりたいことを目いっぱいやれるのに不足は無いと考えました。

これが今の自分のニーズ(やりたいこと)をカバーできる予算ということになります。

もちろんやりたいことが膨張すると変わってくる可能性はあります。

ですが基礎生活費が100に対しゆとり費が133という比率ということです。

(用語の前提)

基礎生活費:リタイア生活を過不足なく維持するために必要な支出で、住宅費、食費(スーパー等での買い物)、日用品費、交通費、通信費、水道光熱費、美容服飾医療費、その他(税金等)となります。

ゆとり費:リタイア生活を豊かに過ごすための支出で、娯楽費(外食、遊び、交遊等)、交際費(家族や大切な人への支出)、旅費、自動車費(マイカーにかかる費用)、教育費(資格取得など自分のスキルを高めるためのもの)です。

これに関し以前記事を書いたのはこちらです。

完全リタイアの生活費内訳(2023年通年実績)

その他の考察-支出と忙しさの相関

リタイア生活でやりたいことにお金の制約を設けずに使うとやはり忙しくなります。

生活時間の70%はアクティブに過ごし「かなり忙しい感じがする」というのが実感ですが、でもそれは興味関心のあるものごとに費やすことなのでなんら苦にはなりません。

なお「自然体で過ごす」の予算だと忙しさは50%(ほど良い忙しさ)となります。

今のアーリーリタイア生活で体力があるうちは耐えられますが、加齢とともに活動量は自然減となるでしょう。

その他の考察-支出対象と満足度

また、支出対象も重要です。

僕は見栄や世間体で物を買うという消費はほぼ無いのでお金そのものは創造的で建設的なものごとに有効に使えていると思います。

支出種別としては自己投資的な使い方がほとんどで、これはリタイア生活を立ち上げてよりよくするための必要な支出だと思うからです。

新しい習い事など新たな支出対象ですし、そうしてスキルや経験を積めばリタイア生活が更に幅広く良くなります。

終わりに-今後の計画

今後はこの支出実験をもとに「資産活用計画」を進めます。

資産活用とは、ある月間の支出目標値を持ってきちんと支出をしていくことです。

なおその計算式は実験から求めた通り

支出目標値=(基礎生活費)+(ゆとり費=基礎生活費x1.3)です。

金額は公表できませんがある切の良い額を支出目標(予算)としています。



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自己紹介

2022年3末に完全リタイア。FIREの自由で創る”自分らしいセカンドライフ” としてFIRE-Driven Lifestyle Innovationをテーマに、日々の気づきや経験を発信して精神的に豊かなFIREを応援します。
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