FIRE後に「こんなFIREじゃ本末転倒だ」と感じた出来事が3つあります。
その1つ目が精神的不自由です。
それはリタイアしたある日、「相場の動きや資産額を、日々気にするFIREは本末転倒だ」と思ったことです。
つまり「FIREで自由を得ながら、お金に囚われて精神的に不自由になっていた」というものです。
それゆえ投資を止め安全性の高い資産運用に軌道修正した「自由のための金銭欲からの解放」について綴ります。
FIRE生活と投資
FIRE生活に入ったときある決意をしました。
それは「これからの人生は、自分の思うまま、心穏やかに楽しく過ごそう」というものです。
ところがそんな決意とは裏腹なことが起こります。
FIRE後は自由な時間が増えたので、現役時代以上に、株式投資や不動産投資等に時間とお金を費やしてしまうのです。
日々、頻繁に株式相場や為替相場の状況をスマホでみて一喜一憂したり、自分の総資産をチェックするなど、ふと「経済的自由を得てリタイアしたのに、お金に囚われる日々とは、まるでFIREの意味がない」と疑問に思いました。
FIREはどうあるべきか?
そこで考えたのは、そもそもFIREとは何か、です。
僕は、なるべく平穏なる日々を送りたく「お金のことを気にする」という状態は決して居心地が良いものではありません。
そのため、投資を断捨離し、資産運用(中長期で安定的に稼げる資産構成)へと軸を変えることにしました。
お金の囚われないFIREの実現3ステップ
具体的には次の3ステップを取りました。
①資産の安全性:防衛的な資産運用にして経済不況でもリスクを被らない状態にする、
②計画の妥当性:資産運用(低利回り)でも生涯の資金計画として持続可能性がある、
③緩い実行管理:「ほったらかしの資産運用」で「お金に囚われない=精神的自由」を得る、
この3ステップを経て、僕はようやく心の平穏を手に入れるようになった経緯があります。
これは2023年6月に記事にしています。
その後の心境変化
そんな本末転倒と感じる経験から約4か月が過ぎます。
投資はせずに資産運用は理想的な資産構成にアロケーション変更も終えています。
ふと、「投資のための情報収集や社会的な動きへの関心はボケ防止には良いのでは?」と思いました。
ただ、ボケ防止的なことは投資でなくてもいろいろな方法があります。
それに「自由のために金銭欲からの解放される」というのは譲れないもので、お金に囚われている限り、新しい世界はやってこないと思っています。
終わりに
FIREの型(カタ)は人によっていろいろとあると思います。
投資に積極的に向き合わないFIREは少しイレギュラーかもしれませんが、それもアリだと思っています。そもそもFIREは人生観でできていますから。
ちなみに「日々、相場の動きや資産額を気にするFIREでは本末転倒」ということも、その「FIRE」を「人生」として文章を読み変えれば通じるわけです。
どう生きるかという人生観、それがFIREを下支えしているのです。
ランキングも参加してます。参考になったり面白かったり応援して頂けるなら、こちらもポチっとしていただけると励みになります。
↓