アーリーリタイアをしてから趣味の旅行は「旅の質を落とさず旅費を抑える」というノウハウを追及しています。
今回は「四国88か所霊場巡り」の旅に出るなかで、JALの「どこかにマイル」を使い羽田発の往復航空券をマイル(7000マイル)で入手しました。
レンタカーや現地ホテル代はネットで個別手配をして、3泊4日で総額4万円。
つまり、JALの7000マイルの1万円相当(僕は1.5円/マイルの換金率なので)と、個別手配の4万円を合わすと、交通費総額は5万円相当です。
ちなみにJALの航空券を購入した場合は、同時期、往復で5万円です。
つまりレンタカーやホテルが実質的に無料となった感覚です。
この「どこかにマイル」について、今回、なぜリタイアと相性が良いか、どう攻略したか、という僕の感想や経験を綴ります。
「どこかにマイル」とは
どこかにマイルとは、JALのマイルを用いた特典航空券の一つです。JAL公式サイトの「どこかにマイル」で次の項目を入れて検索します。
・出発空港(羽田、大阪は伊丹・関西、福岡に限定)
・出発と到着の日時/時間帯
これで検索すると、画面に「4つの行き先候補」がランダムに表示されます。
自分が納得できる4つが揃うまで何度も再検索(1日上限100回のようです)をし、気に入ったら申し込みボタンを押して手続きができます。
ただし、最終的な行先を決定するのはJAL側で、申し込み後、3日以内に決定場所が通知されます。
リタイアとの相性の良さは
これは、JAL側としては空席率を減らして利益率を高めるプログラムです。
検索する日時に基づいて、その時点で空席率の高い路線を表示させます。
空席を少しでも多く埋めるため、わずか往復7000マイルでも空席を売ってしまおうといった意図です(と理解しています)。
利用者は低コストで往復チケットを獲得できる一方で、JAL側も運用効率を上げれます。
ただし、制約が多々あります。
予約後はキャンセル不可
予約したらキャンセルできません。
現役時代は仕事の都合で出発直前の旅程変更もありえましたが、今のリタイア生活はスケジュールは柔軟です。
それゆえ「キャンセル不可」という利用上の制約は、リタイアした今の自分にはデメリットになりません。
4つの候補地のどれか(1つを選べない)
また良くも悪くも「4つのうちのどれか」という相手任せの目的地選択です。
現役時代のように「確実に行きたいところに行く(せっかくの休みを無駄にしない)」といったこだわりがあると不都合になります。
でもリタイアした今は、何度も旅行をするので、「その都度、安くて行きたいとこに行けるならどこでも良い(外れたらまたチャレンジすればいい)」というリタイア生活のメンタリティーに合致します。
4つが完璧(理想)になるまで辛抱強く待てる
また、ランダムに表示される4つの候補地のどれもが「行きたい場所」となるまで、再検索を続けて待つこともできます。
1日100回程度の検索許容数を、また次の日も、そして次の日もやり続けられます。
理想の目が出るまで、出発を先延ばしにして予定を組み直し検索できます。
リタイアによって出発日・帰着日のスケジュールに柔軟性が高くなり、いつも予定を組めるアドバンテージを使って上手に使い倒せます。
四国4県を目指して検索をし続けた
ということで、僕は「四国88か所霊場巡り」のためチャレンジしました。
ただ、四国4県(香川、愛媛、徳島、高知)の全てが検索結果として表示されるのを狙いましたが、なかなか4つが揃わず、四国3つと他の1つが続きました。
そんななか、4日目にして「まあ妥当か」と思った並びがこちらの画面です。
検索結果は高松、徳島、高知、広島です。
四国はうち3つゆえ、75%の確率で四国にダイレクトアクセス。
もしダメなら広島空港から約90分のドライブで松山に入る、という方法を取ることにしました。
今回の目的地として決まったのは・・
まあ、75%ならまず間違いない・・。
という僕の甘い考えは見事に裏切られ、なんと「広島」となってしまいました。
・・・・。
まあこれも良いかと思えるのがリタイア生活の良さです。
せっかくなので、広島市尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」をドライブしながら四国を出入りしますか・・。
終わりに
こんな感じで、運まかせという手配によってローコストで旅をするというのも、リタイアならではの楽しさになります。
なお検索をして比較的多く見かけたのは、「秋田、大阪(伊丹)、熊本、帯広、北九州、奄美大島、岡山、札幌(新千歳)、青森、大分、福岡、沖縄」などです。
曜日や時間帯で出てくる傾向が違うので、それもおもしろいところです。
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