FIREをすると誰もが「豊かで穏やかな時間を過ごせる」と言います。
でもその豊かで穏やかな時間とは何なのか?
結論から言えば、「生活の根底にある”時間の質”」と感じています。
今日はそんな早期リタイア後の「日常の時間の質」を綴ります。
時間の質の変化
FIREから半年もすると、リタイア直後の解放感が薄れます。
そして穏やかな時間に満たされている感覚が増えていきます。
サラリーマン時代は「タイパ」といった感覚がありましたが、それが薄れ、余白に「心地の良さ」が埋まっていきます。
時間効率より、心地よさを大事にする、そんな”時間の質の変化”があります。
リタイア後の時間の過ぎ方
例えば、リタイア後は、目覚まし時計を使いません。
朝、自然に目が覚めた時が起きる時です。
その始まりも、コーヒーを豆から挽いて、香りを感じながらお湯を注ぐ。
そして、掃除や料理も少し丁寧にやってみる。包丁の切れ味を楽しむ。
昼間に外へ出て、あてもなく歩いたりもする。
どれも特別なことではありません。
サラリーマンの頃なら、何より仕事の目標が頭にこびりついています。
こうした時間は「何もしていない時間」、「無意味だ」と、ノイズに感じるだけです。
ノイズに感じるからこそ、そんな時間に豊かさが満ちていることも気づけません。
サラリーマン時代との穏やかさの違い
会社員の頃も、穏やかで心地よい時間はゼロではありません。
平日の深夜に帰宅すると、子供たちがすやすやと寝ている。それを見て穏やかな気持ちになりました。
日曜日、朝寝坊をしても「良かった、今日は休みだ」と穏やかに感じました。
ただ、それらは一時的なものです。
翌朝が来ればまた状況は変わります。
リタイア後は「今日も自由に過ごせる」、「明日も自由に過ごせる」。
永遠に続く感覚があることで、心の落ち着き方がまるで違います。
穏やかな時間の前提
振り返ると、この感覚にはいくつかの前提があります。
まず、完全に仕事から離れていること。
時間のなかに、仕事のことを気に留める“思考の占有”があると、穏やかな時間が乱れます。
次に、生活水準が整っていることです。
お金を多く使うという意味ではなく、浪費をせず、健康的で無理のない生活を送れているという実感です。
そして、いつでも「やりたい」を選べることです。
寝たければ寝る。旅行に行きたければ行く。選択肢を沢山持っていて、自分で選べるという感覚です。
そうした状態があって、サラリーマンの頃の「自分を縛るさ目的」を手放しているからこそ、そこに日々の平穏な豊かさが次々と生まれるのだと感じます。
終わりに
FIREをして、構造的には、会社員の頃の役割、責任、義務を放棄します。
何かを達成しなければいけない。何かを得なければ意味がない。
そんなサラリーマン的な「タイパ」とか「こうありたい」という目標を、根本から断捨離するそんな「サラリーマン脳からの解放」があってこそ、そこに豊かで穏やかな時間が生まれます。
いつまでもサラリーマンの頃の自分のアイデンティティーにしがみついていては、それができません。
豊かさとは、何かを増やすことではなく、すでにある時間の感じ方を自分自身ごと変える、そこに原点があります。
こうして得られた「FIREして本当に良かった」と豊かで穏やかな気持ちを「Well-Being」という幸福感として僕は捉えています。
ランキングも参加してます。参考になる部分がありましたら、ぜひポチっとしていただけると励みになります。

